アメリカレコード協会(RIAA)が発行したレポートによると、2015年における米国でのストリーミング音楽による収益がダウンロードによる収益を初めて超えたという。
ストリーミング音楽サービスは米国の業界に多くの収益をもたらしており、その収益の約3分の1が広告配信によるビジネスモデルによってもたらされているようだ。
RIAAの報告によれば、ストリーミング音楽サービスは、定額課金制のサブスクリプションや広告配信サービスによる収益を合わせると、米国の音楽業界が昨年上げた収益の34.3パーセントを占め、ダウンロードによる収益の比率34パーセントをわずかに追い越した。CDやレコードなどの物的商品による収益は28.8パーセントととのこと。
Apple Musicがスタートしたのは昨年6月末。人気歌手のテイラー・スウィフトがAppleの3ヶ月のゼロ印税トライアル期間に反発したように、ストリーミング配信のビジネスモデルがアーティストからの反発を受けるケースも見られるものの、確実にその勢いは増しているようだ。
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via. VentureBeat
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