楽天も出資するShopChat、ショッピング機能が入ったモバイルキーボードアプリをローンチ

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上: ShopChat
Image Credit: Paul Sawers / VentureBeat

オンラインショッピングモールにモバイルキーボードアプリがあったらどう思うだろうか? 「メッセージコマース」のスタートアップShopChatは先週、資金調達ラウンドの発表とともに、ステルスバージョンを終えて正式にローンチしたことを発表した。

2016年に創業し、サンフランシスコに拠点を置くShopChatは二つの製品を主に扱っている。一つが既にダウンロード可能なiOSアプリ(Android版は後ほどローンチ予定)で、デフォルトのキーボードの代替として、iMessage、Facebookメッセンジャー、WhatsAppなどの主要メッセージングアプリ上で機能し、主な小売店の販売在庫とユーザーとを直接橋渡しする。検索と友人間での製品のシェアを簡単にするものだ。

二つ目の製品はホワイトラベルのもので、外部のアプリがShopChatのAPIを通じて自身のサービスに直接統合できるようにするものだ。

iOSアプリをインストールすると、ユーザーはメインのキーボードアプリとShopChatを数回のタップで切り替えることができる。ShopChat上でユーザーに物を買わせるというよりも、各ブランドのウェブサイトにつなげて、そこで直接購買できるようにする。

ローンチ時においては、Guess、Foot Locker、Macy’sなど60のブランドが含まれている。ShopChatはアルゴリズムと「ソーシャルグラフ」のデータを用いて、どのブランドと製品を表示するかを決定する仕組みになっている。

ShopChatは昨年8月にひっそりとローンチしており、これまでに公開招待から約10万名のベータユーザーを獲得している。

上: Viber: Shopping

公式ローンチの発表に加えて、日本のeコマース大手の楽天とシリコンバレーや欧州の複数のエンジェル投資家から125万ドルを調達したことも今回明かした。楽天はメッセージング大手Viberも所有していることから、今回のラウンドに参加したことは注目に値する。実に数週間前、世界に約8億ユーザーがいるとしているViberは新しいアプリ内ショッピング機能を導入したことを発表した。今では、ShopChatのホワイトラベルサービスがその機能を支えているこが分かっている。

(本記事は抄訳になります。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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