上質素材にこだわるナイトウェアD2Cブランド「Foo Tokyo」運営のNext Brandersが総額5000万円の資金調達を実施

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写真左より同社社外取締役の松宮大輝氏、同社代表取締役CEOの桑原真明氏

上質な素材にこだわったリラックスウェアのD2Cブランド「Foo Tokyo(フートウキョウ)」を展開するNext Branders(ネクストブランダーズ)は7月17日、総額5000万円の資金調達を発表した。第三者割当増資の引受先となったのは、ANRIおよび個人投資家の有安伸宏氏、佐藤裕介氏。株式比率や払込日などは非公開だ。

2018年の5月23日にローンチされたブランド「Foo Tokyo」は、高品質のパジャマやリラックスウェアを提供するファッションブランド。D2Cモデルを採用しており、店舗や人件費のコストを抑え、品質の高い製品づくりにこだわりを持つ。商品に使われている生地は、エイガールズ渡辺パイル福田織物などの日本工場から仕入れをしている。

現時点では、17スタイルの商品を取り扱っており、タンクトップ9800円からガウン14万9800円というような価格帯だ。在庫販売の他、セミオーダーにも対応。販売枚数などは決まっていないそうだが、1カタで30〜40着を制作している。

同ブランドについて同社代表取締役の桑原真明氏は次のように話す。

「日本の生地は海外のハイブランドで使われているような素晴らしい品質です。日本の良いものを使って、日本発のブランドを作れたらと思いました。テクノロジーが発達する中で、アナログで残るものは、より贅沢なものになっていくと思うので、残ってくるであろうエモーショナルな部分をブランド化していきたいです」(桑原氏)。

高単価商品をD2Cで売れるのか、という部分に関しては、「同品質でのものを安価で提供している部分を丁寧に説明すれば買ってくれる人も多い」(桑原氏)ということで、ロイヤルカスタマーを積み上げていく方向性をとる。常設店舗を持つ予定は「今後も考えていない」そうで、ポップアップショップなどを通して。購入者が商品を試す機会を設ける予定だ。

将来的にはナイトスタイル分野の商品提供だけでなく、コスメなどの多方面にブランドを展開していく予定だ。海外進出も視野に入れている。

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