インドのスタートアップデータ分析サービス「Tracxn」運営、シリーズBラウンドで3.1億円相当を資金調達中

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Image credit: Tracxn

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インド・バンガロールを拠点にスタートアップデータ分析サービス「Tracxn」を運営する Tracxn は、シリーズ B ラウンドで2億940万インドルピー(3.1億円相当)を調達中であることが明らかになった。

Inc42 がインド企業省の情報データベースにアクセスして得た情報では、Tracxn は、額面10インドルピー(約15円)に対し2,945.48ルピー(約4,400円)のプレミアムをつけたシリーズ B2 優先株式を70,872株供出することを8月27日付の決議で採択した。Tracxn はこの株式を KB Global Platform Fund に提供する。KB Global Platform Fund は Tracxn 株式の3.41%を保有することになる。

申請内容によれば、Tracxn の資金調達後のバリュエーションは7,875万米ドル(83.7億円相当)となる模様。昨年4月の調達ラウンドで個人投資家複数から資金調達した時のバリュエーションは7,000万米ドル(74.4億円相当)だった。同社のこれまでの累積調達額は1,650万米ドルで、SAIF Partners、Accel Partners、Sequoia Capital などが参画している。

Sequoia Capital 出身の Neha Singh 氏と Accel Partners 出身の Abhishek Goyal 氏という2人の投資家により2013年に設立された Tracxn は、VC や民間企業などに、2,000万社超の企業データベースを提供。インド国内39,000社超のスタートアップに加え、アメリカ、中東、東南アジア、ヨーロッパのスタートアップ情報を網羅する。

2015年には、インキュベータの「Tracxn Lab」や起業家向け資金調達支援プラットフォーム「Tracxn Syndicate」をローンチしている。競合には、CB Insights、CrunchBase、Owler、Mattermark、Venture Scanner などがある。

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via Inc42

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