中国でテック系の仕事を探すなら「Nashangban(哪上班)」をチェック

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Nashangban-site

中国にはChinaHR(中華英才)から51Job(前程無憂)、Zhaopin(智連)までオンライン求人検索サイトはいくらでもあるが、それでも中国のスタートアップは次々にこの分野に参入している。

その理由として、統計が示すように多くの国でテック系の仕事数がコンピューターサイエンスの学生数より多く、IT系の仕事が重要な部分を担うようになったことが挙げられる。ここで登場するのがNashangban(哪上班)だ。Nashangbanはその分野に特化したジョブサイトで、ウェブ大手のBaidu(百度)、Sina Weibo(新浪微博)、Alibaba(阿里巴巴)やUC Web(UC優視)等の求人を扱っている。

NashangbanのMichael Han氏によると、4,000件以上の企業や団体がテック系の仕事を掲載しており、将来の雇用主に自分の詳細情報を送るために現時点で38,000人が登録しているそうだ。この専門分野向けのジョブサイトでは最大手であるという。

同スタートアップの求人サイトは、そこまで見づらくないという点でも他から際立っている。中国のオンラインジョブサイトは基本見づらいものが多い。Zhaopinというサイトで壁紙の文字や点滅しているGIFのロゴを見て耐えられるかどうか試してほしい。NashangbanのiPhoneアプリはすっきりしている上に、求職者の様々な資料を保存・添付することもできる。

同サイトは、アメリカの大学を卒業し、その後大手テック系企業で働いた経験のある中国人を中心としたわずか8人のスタッフで運営されている。Nashangbanがまだ利益を出してないことをHan氏は認めているが、主要エンジェル投資家3人からシード資金を調達している。

その3人とは、中国本土で初めてFacebookのエンジニアリングマネージャーを務めたHarry Wang(王淮)氏、Facebookのロンドンエンジニアリングオフィスの責任者Philip Su氏、そしてNew Oriental Education(新東方教育)の共同設立者Xiaoping Xu(徐小平)氏だ。

NashangbanのiPhone向けアプリはこちらから入手可能だ。

【原文】

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