Google、自律型無人飛行機(ドローン)のプロジェクト「Project Wing」を発表

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Googleの次世代技術研究開発部門「Google X」が、自律型無人飛行機(ドローン)のプロジェクト「Project Wing」を発表した。オーストラリアのクイーンズランドにてテスト飛行を行い、2~3か所の農場に、救急箱や犬のおやつ、水を配達することに成功したという。

テストに使用されたプロトタイプのドローンはテイルシッター型で、垂直離着陸を行うことが可能。ホバリング時も垂直になるが、移動時は水平になって飛行する。最高時速90kmと、高速で飛行することが出来る。

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荷物を配達するポイントに到着すると、ホバリングをして上空に静止し、機体と縄で繋がれた荷物をウィンチを使って投下する。縄の先には「egg」と呼ばれる機器が取り付けられており、荷物が地上に到達したことを判断して、荷物を切り離すことが出来る。そして、縄を巻き上げる信号をドローンに送る、という仕組みになっている。

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「Project Wing」はドローンを使って洪水や地震、竜巻といった災害が起こった際に薬などの救援物資を運ぶことを目的としているが、最終的には小中規模な荷物を数分で配達するシステムを構築することを目標としているという。

なお、上記YouTubeに記載された説明欄によると、GoogleではProject Wingを世界に展開するためにパートナーを募集している。

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