中国から「非承認の」オンラインミュージックが消える

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

China Daily(中国日報)が伝えるところによると、中国の文化庁は国内のウェブサイトに対し、100曲を越える「正式な承認手続き」を経ていない楽曲をユーザーが再生・ダウンロードすることをやめるよう通達した。

どうやらこれらの楽曲が禁止されるのは検閲上の理由ではなく、純粋に正式な承認手続きを経ていないためらしい。中国のウェブサイトは、音楽を提供する際にはライセンス登録および政府による承認を受ける決まりになっている。

文化庁は、中国のサーチエンジンやウェブサイトがすべての未承認の楽曲の配信を「即座に中止」しない場合には罰則を与えると厳しい警告をしている。

理由は定かではないが、文化庁は以前、Eminemの“Cold Wind Blows”、 Bruno Mars の“Grenade”、KT Tunstallの”Push That Knot Away”など、200曲をこえる楽曲を禁止したことがあった。興味深いことに筆者は数ヶ月前に北京で行われたChina Music ValleyフェスティバルでKT Tunstall のライブを見たが、曲に対して何か制限が加えられているようにはみえなかった。

違法な音楽配信でかつてトラブルにあったBaidu(百度)は、以来ライセンス登録された楽曲に対し使用料を支払っており、今後はUniversal Music、 Warner Musicおよび Sony Musicとの共同事業であるOne-Stop China(万仕達)を通して配信をおこなう予定である。ダウンロードは中国のコンピュータからのみ可能となる。

この新たな指令が、筆者がいつもネット上で音楽を聞く際に利用している Douban.fm(豆瓣)にどのような影響を与えるのか興味深いところである。

【via Technode】 @technodechina

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