この記事は、アジア地域外にいるデジタルブランドの全てのマーケターが知っておくべきことでありながら、大概は知るのが難しいこと、すなわち適切なターゲットとなるオーディエンスについてまとめたものだ。
Marketing Mobile Association(MMA)およびVserv.mobiが作成した以下のレポートは、東南アジア地域において拡大するモバイルインターネットのユーザベースに関するオーディエンス・インサイトについて書かれたもので、モバイルウェブ・アプリのユーザ、彼らの購買力やライフスタイル、購買パターンを紹介している。
デジタルメディアの広告主や経営者は、このレポートを利用してキャンペーンのターゲットを決定し、広告ターゲットに対してより強く訴えかけることができる。「いいね!」の数やページ閲覧数などの表面的な数値基準でキャンペーンの成功が評価される時代は終わったのだ。
私の考えでは、昨今では効果的なキャンペーンとは、見る人に関連性を持つメッセージを伝えられるものかどうかということだ。内容が充実していることは最優先事項だ。なぜなら、人の間に会話を生み、意味を持ってコミュニティとつながっていくことが最も大事だからだ。広告ターゲットを把握することで、そのコミュニティで影響力を持つ人々も特定できるだろう。まずは彼らを取り込むことで、ページの「いいね!」数は必ず増えていくだろう。
以下のレポートを見ると、モバイルインターネットユーザの半分は概して若く、24歳以下であることがわかる。ユーザの70%が社会人であり、頻繁にレストランやショッピングモール、映画館に行ったりなど消費力が高いことを考えると、彼らがオフラインの世界でどのような会話をしているか、このレポートからどのようなことがわかるだろう?
オーディエンスとの正しいやり取りができているとしたら、それは正しい場所にいるということだろうか?消費性向を見ると、モバイルインターネットユーザはコンテンツや情報に貪欲で、その欲求を満たすためにモバイル広告に目を向けることがあるとわかる。ダウンロード可能なコンテンツを提供するモバイル広告を求める55%の消費者と、割引などについて知ることができる広告を好む42%の消費者をさらに引き込む方法を考えてみよう。
最終的には、ターゲットに向けて彼らにのみ有用なものを提供していくことがすべてなのだ。しかしそれを彼らに気に入ってもらわなければいけない。結局、現代のインターネットユーザはとてもわがままなのだ。
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