シロクのプッシュ通知解析サービス「GrowthPush」が海外進出へ、総合グロースハックサービスも準備中

Junya Mori by Junya Mori on 2014.7.29

growthpush

シロクは2013年からいくつものグロースハックツールをリリースしている。スマホアプリのユーザ行動を映像で記録するサービス「Growth Replay」、アプリの継続率向上と集客支援サービス「Growth Point」、そしてプッシュ通知解析サービス「GrowthPush(グロースプッシュ)」だ。

本日、シロクは「GrowthPush」の新たな展開を発表した。同社が「GrowthPush」をリリースしたのは、約1年前の2013年8月。SDKタイプでアプリ開発者に提供され、プッシュ通知を基軸に文言によるA/Bテストや取得データの解析などが実施できるというツールだ。

約1年の運営を経て、「GrowthPush」を導入しているアプリは約1700個、配信したプッシュ通知数は累計で約5000万に上っており、国内ナンバーワンのプッシュ通知解析サービスとなっている。ゲームを中心に導入されており、ブレイブフロンティアやガールフレンド(仮)といったビッグタイトルにも導入されている。

growthpush growth

「GrowthPush」の新たな展開

本日発表された「GrowthPush」の新たな展開は大きく2つだ。

  • 無料枠の拡大
  • 海外進出への注力

new growthpush price

これまでの無料枠を大幅に拡大し、無料で利用できる範囲を5万リクエストから100万リクエストへと変更した。これまでの5万リクエストから、20倍までのリクエストに対応できるようになる。

これにより、20万ダウンロードほどのレベルまで対応可能になるため、無料ではGrowthPushを使うのが最適になる、とシロクは考えている。人気のアプリを開発している個人のデベロッパーにも使ってもらうなど、これまで使うことができなかった人たちに使ってもらいたいと考えているという。

海外展開にも注力

シロクは今後「GrowthPush」を英語版、韓国版、中国版でも提供し、海外でも展開させていく。海外にオフィスを構えるわけではなく、言語対応とウェブマーケティングでの進出を行うという。

シロク代表の飯塚勇太氏は、

飯塚氏「北米で使われているSaaS系サービスでヨーロッパ発のものも多く存在します。プッシュ通知は各国共通のものなので、チャンスがあると考えています。

BtoBサービスのBtoC化が起きていると考えていて、B向けのサービスであってもスタイリッシュなサービスが増えてきています。「GrowthPush」は価格や機能面では差はないと考えており、デザインにもこだわることで差別化を図ります。」

シロクは、まずアプリ数も多く、新規アプリもよく登場するアメリカをターゲットにする。アジアで注力するのは韓国。徐々に国を増やしていき、「GrowthPush」を導入するデバイスの数を5億台にすることを目標としている。

他のグロースハックアプリを統合

シロクは、現在複数のSDKで提供しているサービスを今後統合していく方針であることも明らかにした。「GrowthPush」「GrowthReply」「GrowthPoint」など、複数のツールをひとつのSDKで対応し、ひとつのサービスの中でアプリの運用やマーケティングなどを実施する総合グロースハックサービスにしていきたいと考えているという。

大きな基盤を作り、その後はその基盤の上にいくつかのツールを提供していくことを考えているという。これに関しても8月には最初のリリースを出す予定だそうだ。今後提供していくツールに関しては、飯塚氏は

飯塚氏「アプリの深いところまで分析できるようにしていきたい。アプリの運用に関わるすべてのことをできるようにしたいと思います。」

とコメントしている。海外展開をスタートさせ、さらにサービスのブラッシュアップを図るシロクが、盛り上がりを見せるグロースハック領域でどのように成長していくのか、楽しみだ。

Junya Mori

Junya Mori

モリジュンヤ。2012年に「Startup Dating」に参画し、『THE BRIDGE』では編集記者として日本のスタートアップシーンを中心に取材。スタートアップの変革を生み出す力、テクノロジーの可能性を伝えている。 BlogTwitterFacebookGoogle+

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