開始わずか4カ月で月次売上は4000万円規模に、動画広告事業「オープンエイト」躍進の裏側を聞く #bdash

by Takeshi Hirano Takeshi Hirano on 2015.9.17

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本稿は、京都で開催中の B Dash Camp 2015 Fall in Kyoto の取材の一部だ。

スマホ・動画ビジネスの熱気はどうやら本物のようだ。

動画広告事業をてがけるオープンエイトは女性YouTuberプロダクションの3ミニッツと事業提携し、スマホ向けソーシャル動画ネイティブ広告サービス「OPEN3」の提供を開始すると近く発表する。また同社はこれにあわせて動画広告の新フォーマット「スライドビデオ」の提供も開始する。

OPEN3はオープンエイトが提供する動画広告プラットフォーム「VIDEO TAP」を活用したネイティブ型の広告サービス。導入した媒体はコンテンツ特性にあったオリジナル動画を制作して配信することができ、さらに3ミニッツが持つ女性YouTuberをインフルエンサーとして起用し、より質の高い動画コンテンツの制作を可能にするそうだ。

また、本件に併せて京都で開催中の招待制のカンファレンス「B Dash Camp」の会場で、オープンエイト代表取締役、高松雄康氏に話を聞いたところ、4月に設立されたばかりの同社の売上規模が大きく躍進していることも教えてくれた。

スマホ・動画広告最前線はどのような状況なのか。下記、会場にて高松氏に取材した内容をお伝えする。(太字の質問は筆者、回答は高松氏)

まず新しい体制について。新たに外部から社外取締役としてヒトメディア創業者、CEOの森田正康氏を招聘されましたね。

お会いしたのは2年前で実は数回しかお会いしてなくて、本当に仕事関係ないプライベートな相談ばかりしていました。私たちが全く知らない世界の出身でかつ違う事業領域を手がけていることが今回、社外取締役に招聘させていただいた大きな理由です。

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写真中央/左:森田正康氏、右:高松氏

ちなみに森田氏の役割は?

彼自身が広告とは異なる分野で大手メディア事業会社と多くの仕事をされてますので、その知見や人脈部分などで助けて頂くという点があります。ここについては実際、就任後すぐに動いて頂いています。

さらに今後、マーケティング大国、北米企業との関係構築が重要になると思っています。その部分の人脈や知見についても、弊社を次のステージに導く手助けをしていただけると考えています。

次に4月の創業からまだ半年経過していませんが、動画広告のセールスが好調というお話です。具体的に売上はどの程度まで伸びて、今後の見通しがどうなっているか、教えていただけますか?

サービスロンチが5月のゴールデンウィーク明けで、掲載開始から4カ月ほどですが、売上はグロスで大体月次4000万円程度まで一気に伸びてきています。弊社はネット計上なので代理店やREPマージンを差し引くと3000万円程度になります。

なるほど。クライアントはスマホ・動画広告という商品に対してどのような点を留意されていますか?

クライアント側が一番重視しているのは視聴単価とブランドリフトですね。特にファーストスクリーンとなったスマホにおける動画広告がどれほど生活者の態度変容に寄与したか、という点は重要視されています。(下記提供資料参照)ただ、各社戦略があるので詳細はご説明できません。

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資料提供:オープンエイト

広告出稿の継続状況はいかがでしょうか。

このブランドリフト効果が他サービスと比べて効果が高いという話があり、最初はお試しでしたがリピートにつながりつつあります。

特に弊社に利用実績がある企業様は全てテレビ出稿をしている日本のトップクライアントばかりですので、この領域の注目度が伺えますし、その中でVIDEO TAPが効果あると判断して頂いているのは大きいと実感しています。

では視聴側について。動画広告についてはモバイル通信費や音声など、ネガティブな要素もありますが、ユーザーのフィードバックなどはいかがでしょうか。

ユーザー視聴に関してはオーバーレイ型でかつ、自動再生なのでパケット費の問題など、ユーザー負荷があると誤解されがちですが、実際はほとんどパケット負荷が高くない形で再生しているのと、フリークエンシーを意識して配信コントロールすることで大きなクレームもなくご理解を頂いている状況と考えています。

もちろん常に運用面でトライ&エラーを繰り返し、可能な限りユーザー負荷がないように、メデイアに適した仕組みをどんどん開発したいと考えています。ちなみに音が勝手にでるサービスはスマホがパーソナルデバイスである以上、ユーザーの視聴環境としてありえないと考えていますし、取り組むことは絶対にないです。

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今回新しくスライドビデオという新フォーマットを開始されるそうです。

新フォーマットはフッター部分のインバナーと下部のオーバレイを組み合わせて長尺でも耐えうる仕組みにしていますが、ただCMを流すのではなくそのページを見にきているユーザーインサイトを考慮したコンテンツと親和性の高い動画広告を流すのが適していると考えています。

このフォーマットを皮切りに今後は記事のコンテキストを独自に解析してネイティブに近い形で広告主が動画記事やオリジナル動画を流せるようにすることが目標です。

話を少し変えます。3ミニッツと提携を発表。「ワンストップ」の具体的な流れ、そのメリットを教えてください。

3ミニッツ社は弊社が提携するメディアのユーザーに人気のある、多くのキャスティングを抱えており、かつリッチ動画を効率的に制作できるスキームをもっています。

特に私たちのサービスが配信面のコンテンツやそこを閲覧しているユーザーインサイトとのマッチングを意識すればするほどネイティブ化が進むのでそこに適したオリジナルの動画広告制作を必要とします。

その部分ですでに実績のある他事業会社とアライアンスしていくことは強みになると考えています。今後はさらに提携は増やす予定です。

動画領域を盛り上げ市場を創造することこそ私たちオープンエイトの役割なので。

お時間ありがとうございました。また次の発表を楽しみにしています。

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