47がニッセイ・キャピタルらから約3.6億円を資金調達、オフィス家具ECサイト「Kagg.jp」の成長に注力

by Junya Mori Junya Mori on 2016.7.29

右から:47ホールディングス代表取締役 宇垣充浩氏、同社取締役 阿久根聡氏
右から:47ホールディングス代表取締役 宇垣充浩氏、同社取締役 阿久根聡氏

47ホールディングスが、ニッセイ・キャピタルをリードとし、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、りそなキャピタルを引受先とした第三者割当増資を実施。大手金融機関からの融資も含め、総額約3.6億円を調達したことを発表した。

47ホールディングスは、47と47インキュベーションの持株会社。47は、2005年より賃貸オフィスデータベースを公開し、仲介手数料無料の賃貸オフィス情報サイト「officee」を運営してきた。同社が2015年に新規事業として立ち上げたオフィス家具通販サイト「Kagg.jp」の運営を本格化すべく、同年10月に47インキュベーションを設立している。

今回、調達した資金は「Kagg.jp」を伸ばすために使用される。「Kagg.jp」はサービスリリースから1年ほどで月商2000万円ほどの規模まで成長。数字も順調に伸びている一方で、別の事業で生まれた利益を投資する形でサービスを運営してきた。

別事業で出している利益を食い続けるのも厳しいと考える一方、サービスに大きく投資するなら今。創業以来、外部資本は入れずに事業を成長させてきた47が、資金調達に踏み切ったのはこうした背景があった。

Kagg.jp

「Kagg.jp」は、豊富な商品点数を強みにしたECサイトだ。25万点の商品を揃え、日本全国送料無料、組立設置サービスを提供している。オフィス家具のサービスといえば、「アスクル」を思い浮かべるが「Kagg.jp」は在庫の有無や商品点数で差別化を図っている。

宇垣氏「私たちは注文を受けてから発注するため、在庫を持ちません。商品点数を多くすることに取り組んでおり、まずは商品点数で圧倒的なトップを目指します」

これまで紙のカタログで行われてきたような商品の閲覧と注文をインターネットで置き換えていこうというのが「Kagg.jp」の狙い。47は賃貸オフィス情報サイト「officee」を成長させる際、地道にデータベースを構築する作業を続けてきた。決して派手なわけではないが、地道に積み上げることができるチームだ。

「Kagg.jp」もまずはオフィス家具のデータベースを構築することが必要になるサービス。「officee」の経験を活かしながら、膨大な量のオフィス家具のデータベース化に取り組んでいる。

オフィス家具の注文は企業以外に、個人からの注文も多いそうだ。自宅でPC作業をする際に利用するチェアを注文するユーザも存在している。

阿久根氏「オフィス家具を配送すると、『いまあるものを捨てたい』という要望をいただくことも多々あります。リユース、もしくは廃棄を請け負うことでも利益が出せるのではないか、と考えています」

オフィス家具の販売に加えて、リユースや廃棄の領域までカバーできると、さらにサービスに広がりが生まれそうだ。

宇垣氏「ECの改善点は数多くあります。今回、調達した資金を用いて、リニューアルをする予定です」

大手金融機関からの投資も受け、社会的な信頼度を高めた「Kagg.jp」は、今後オフィス家具のデータベースを構築し、ECの販売数を伸ばしていくことを目指す。

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