組込APIで、アプリの継続的な翻訳作業を支援する OneSky

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【原文】

Facebook、Google、YouTube、Twitter のように、世界で使われるウェブ・プロダクトを作るには、翻訳作業が不可欠だ。

だが、コンテンツが変化をし続ける中で、ちょっとした修正のために、翻訳会社とやりとりを続けるのは、困難を極める。しかし、あるテクノロジーによって問題は改善されるかもしれない。ウェブサイトやモバイルアプリをAPI連携することで、翻訳修正のプロセスを助け、翻訳作業をより単純なタスクに変えてくれるのだ。

OneSky はそのようなサービスを提供する香港発のスタートアップで、共同創業者のファニー・マ氏はどのような手順でそのしくみが機能するのかを私に説明してくれた。

  • Step 1: (Penn Olson 上海在住ライターの)スティーブン・ミルワードが、あるモバイルアプリをいくつかの言語に翻訳対応させたかったとしよう。語句ファイル(Localizable.string)を OneSky にアップロードするか、OneSky の API(組込用SDK)をアプリにコンパイルしておく。そうすると、OneSky はアプリ内のすべての語句を自動的に展開し、Step 2、すなわち、実際の翻訳作業へと進む。
  • Step 2: スティーブンは、翻訳を3つの方法から選べる。機械翻訳(Google、Bing など)、OneSky のネットワークに加盟する翻訳会社、クラウド・ソーシングによる翻訳(アプリを使ってくれているユーザによる翻訳など)。
  • Step 3: このステップは継続的な翻訳の修正、将来の翻訳作業をシームレスに行うためのものだ。ユーザは、投票、品質のよくない翻訳結果の報告、新たな翻訳のおすすめなどにより、翻訳結果のレビューを助けることが可能だ。APIを組み込んでいれば、ソースコード上に語句が新規に追加されたり修正されると、自動的に検知され OneSky のプラットフォームに自動送信される。すべての翻訳が OneSky でなされ、アプリにその内容が送り戻され、自動的に修正が反映されるというしくみだ。

OneSky は2011年1月、ファニー・マ氏とロキ・ン氏により設立された。これまで、モバイルアプリやゲーム業界のクライアントと取引関係がある。

以前、我々は電話・グループメッセンジャーの Viber が、クラウド・ソーシングの翻訳プロジェクトにより、31言語に翻訳されていることを知った。OneSky はフリーミアム・モデルで加入でき、プレミアム・アカウントは月額159ドルで Facebook 連携とシングルサインオン機能をサポートしている。Smartling、MyGengo、日本の Conyac など類似した翻訳サービスにとっては、新たな競争相手の出現だ。

aNovii(編者注:読者体験共有プラットフォーム、先月の Startup Saturday HK で優勝)のグレッグ・サン氏、Y-Combinator のベンチャー・パートナーで Posterous の共同創業者ガリー・タン氏がアドバイザーを務めている。

(編者注:以下は、明星和楽で用いられたスライド。プレゼンテーションの Ustream と同時に見る場合は、こちらから。)

【via Penn Olson 】 @pennolson


2011年12月上旬、前出の OneSky 共同創業者ロキ・ン氏 (Loki Ng) が東京を訪問することになりましたので、ミートアップを開催する予定です。詳細は、こちらの Facebook イベントでお知らせする予定です。(本稿公開時点で、Facebook イベントに記されている日時はあくまで仮です。変更の可能性があります。)