EvernoteがTencent(騰訊)のONE Browserと連携−英語、タイ語、インドネシア語で利用可能に

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

11月初旬、EvernoteがインドでTencent(騰訊)のモバイル用ブラウザONE Browserと連携した。先日、Evernoteは同社のサービスがタイ語やインドネシア語でも利用可能になったと発表している。ONE Browserとの連携により、ユーザはウェブページのコンテンツを自分のEvernoteのアカウントにクリップ・保存することが可能になった。興味のある方はここからAndroid用のONE Browserがダウンロードできる。

Evernote-Tencent

TencentのQQブラウザと違い、ONE Browser(以前はインドではIbibo Browser、他の地域ではiBrowserと呼ばれていた)モバイルデータを圧縮でき、ユーザのデータコストを85%まで削減することが可能だとしている。ONE Browserはインドネシアで最も広く使われているモバイルブラウザであるOpera MiniやUC Browserと競合している。

Evernoteは世界に4000万人のユーザを誇っており、インドネシア国内の20万のユーザを含め、Tencentのモバイル戦略に非常によく合っているインドネシアに重点を置いているようだ。この中国企業は最近メディア複合企業PT. Global Mediacomと提携し、今年6月に開催されたカンファレンスStartup Asia Jakartaで同社の目標を非常に明確に語った

Tencentの国際モバイル製品部門ディレクターのAndy Pan氏はこう述べている。

「私たちはアジア地域で自社製品をいち早く導入しており、インドネシアは弊社にとって主要な海外市場です。携帯電話の契約基盤は現在2億6000万件を超え、インドネシアにおける携帯電話の普及率は5年間で3倍になりました」。

Evernoteは、2012年にアジア全体で急速に提携関係を増やし、主導権をとっているように思われる。5月には、Yinxiang Biji(印象筆記)という中国市場向けにローカライズされたEvernoteサービスをリリースしており、こちらは後にAlipay(支付宝)と連携された(Evernoteプレミアムサービスの決済のため)。

7月に私たちはEvernoteが中国で110万のユーザを獲得していると書いた。ちょうど最近、Moleskinが携帯電話で撮った写真のクオリティをEvernoteアプリ内で向上させるというクリエイティブなスマート(紙の)ノートブックをリリースしたことについても取り上げたばかりだ。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

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tencent(騰訊)

Company: tencent(騰訊)

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