ECサイトのDangdang(当当)が、競合のSuning(蘇寧易購)の書籍販売事業を支援?

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

Alibaba(阿里巴巴)グループの創業者、会長兼CEOであるJack Ma(馬雲)氏は、かつて「どこかから商品を買って、オンラインで再販するなんて馬鹿げたビジネスモデルだ」と言っている。では、通常の流通経路ではなく、競合企業から商品を買ってオンラインで再販するのはどうなのだろうか?

信じがたいが、少なくとも360HQB.com(華強北在線)の副総裁Gong Wenxian(龔文祥)氏にとっては確かなことのようだ。同氏は地元のメディアに対し、Suning.com(蘇寧)は自社の取扱い書籍を構築するために中国の別の総合オンラインショップDangdang.com(当当網)から書籍を仕入れているというニュースを発表した。

Suningは昨年11月に書籍販売のオンライン事業を開始し、「72時間の無料書籍」という盛大で気前のよいキャンペーンを行った。書籍の購入金額が購入者のSuningアカウントに還元され、購入者はその還元されたお金を使ってSuningのB2Cオンラインショップで他の商品を購入することができる。しかも購入者は書籍を返す必要がないというものだ。目を引くキャンペーンはヒットし、ほとんどの地元メディアで大きく取り上げられた。

長年にわたって中国のeコマース分野を調査や分析を行っているGong氏によると、SuningのキャンペーンはDangdangによって支援されているという。同氏は「Suningの書籍はDangdangから提供されている。この2社の戦略的提携は360buy.com(京東商城)と競争するためである」と語った。

DangdangもSuningもこの主張を認めていない。Dangdangは両社の間に正式な提携はないと述べたが、SuningがDangdang.comから書籍を直接購入し、ウェブサイトで再販しているという可能性については否定はしなかった。一方、Suningはすべての書籍は中国の出版会社から購入していると、Gongの憶測をはねつけた。

【via Technode】 @technodechina

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