「Startup Jakarta、アジア各国のスタートアップの中で唯一の日本勢“Moso”が優勝」ー今週押さえておきたい5つのトピックス

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この一週間に公開したアジア圏のニュースをピックアップしてお届けします。

日本のスタートアップ「Moso」が最優秀賞

6月7-8日、Startup Datingも翻訳記事を紹介している「Tech in Asia」が開催するTechイベントがジャカルタで開催された。総参加者数は1,200人を超え、目玉のピッチイベントにエントリしたスタートアップの数は数百。イベントのステージでピッチが許されたのは16社。

インドネシア、シンガポール、フィリピン、ネパールなどアジア各国から素晴らしいスタートアップが集まる中、唯一の日本勢だったMoso, inc.が見事優勝。Mosoは、リアルタイムで動画に画像エフェクトや音声エフェクトをかけられるMac用アプリケーション。世界で20万以上ダウンロードされ、その80%が米国など海外ユーザ。Mosoがコンセプトに掲げるLanguage Freeなユーザインタフェースやユーザエクスペリエンスがこれを可能にしていると話す代表の村越慎司さん。iPhoneアプリも今年6月にリリース予定。優勝おめでとう!(元の記事

モバイル決済対応度、シンガポールが世界トップ

MasterCardが、世界34カ国1,000人を対象に実施したモバイル決済対応度の調査。モバイル決済に最も対応しているのはシンガポール、東南アジアでは2位がフィリピン、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシアが続く。モバイル決済の認知度や実際の利用度などが加味されて算出された全34カ国の平均点は100点中33.2点だった。モバイル決済の領域にまだまだ可能性があることがわかる。(元の記事

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サイバーエージェント子会社Cygamesのゲームが米国1位に

DeNAとCygamesがつくるAndroidスマートフォン向けソーシャルカードのバトルゲーム「Rage of Bahamut」(神撃のバハムート)が、Google Playの売上チャートで米国1位を獲得。スウェーデンでも2位、カナダで6位、オランダでも7位にランクインしている。

この記事を書いたTech in AsiaのRick Martinは、こういったカードバトルのゲームが海外で人気を帯びていることを興味深いと分析。彼が知る限り、この類いのゲームが成功しているのは日本だけだそう。日本のソーシャルゲームのデベロッパーの世界での活躍に期待していきたい。(元の記事

Evernoteが中国進出に向けて準備中

日本でも大人気のノート同期プラットフォーム「Evernote」が、中国進出に向けて準備を進めていることを発表。現地ではまず30名のスタッフを雇用する予定。過去いくつもの大企業が参入を試みて失敗している中国市場。市場参入の難しさは覚悟の上、まず最も難しいところからチャレンジしていく、と話すCEOのPhil Libin氏。

現在世界に3,000万人いるユーザのうち、110万人が中国人。現地中国の競合には、ウェブボータルNeteaseが運営する「Youdao Yunbiji」がユーザ数200万人、ウェブ大手のShandaもクラウドノートアプリケーションとDropbox風のバックアップサービスを展開している。Evernoteの中国進出とそのアプローチの方法に注目が集まる。(元の記事

モバイル加入者数、世界トップに中国とインド

世界トップは、モバイル加入者数が10億人を超える中国で、それにインドが次ぐ。毎年公開される「世界のモバイル業界の現状」という全87ページのレポートには、アジアに関する重要なデータも。

中国とインドの人口の合計は、世界人口の37%を占める。モバイル加入者数が多い一方で、2カ国のモバイル収益は世界の12%。収益でみるトップは米国、次いで日本、3位が中国となっている。韓国は6位にランクイン。(元の記事

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