SnapDishの福島英貴氏が語った、フードフォトアプリの世界展開 #echelon2013

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今日、東京で開催されている e27 の Echelon サテライトイベントで、SnapDish の福島英貴氏は、同社がどうやって世界展開を進めてきたかをプレゼンテーションした。世界展開の進め方はどのスタートアップにもユニークだろうが、特に日本でユニークなのは、多くのスタートアップが国内市場から外へ出ていかないことだ。そして、その努力が実を結ぶのもごく少数である。

福島氏は SnapDish に投稿される写真の多くが家庭で作られた料理で(70%)、レストランでの写真ではないと説明した。一日に8000件の写真が投稿され、その数はこれまでに総計200万件に上っている。

現在、SnapDish は11カ国語で利用でき、ローカライズは単なる翻訳の領域を超えている。福島氏は、「おいしい」ボタンを他の言葉に翻訳するとき、他国の文化でも通用させるために考慮が必要だと説明した。「もぐもぐ(英語では nom nom)」という日本語についても、同様のことが言える。地域性を考慮した食べ物カテゴリも作成しており、例えば、中国語版は日本語版と異なるカテゴリ構成となっている。

そして、彼らは、食べ物を写真に撮る文化は、アジア特有のものだという結論に行き着いた。彼らにとってアジアは、大きな市場になると考えていた。言うまでもなく、SnapDish のチームは大変インターナショナルで、日本、ドイツ、アメリカ、台湾、デンマーク出身のメンバーで構成されている。

hidetaka-smallスマートフォン環境の世界的な普及により、彼らはローンチの段階からユーザに十分なリーチをすることができた。日本では写真アプリとして1位、台湾で8位、シンガポールで7位、中国で11位だ。中国のソーシャルネットワーク RenRen(人人)が彼らに提携を提案し、彼らは韓国のSKテレコムとも協力関係を結んだ。旅行やレジャーの分野では、メディアからも取材を頻繁に受け、ABCNews.com ではトップ5のフードフォトアプリとして紹介された。

Q&Aのセッションでは、会場から SnapDish のマネタイズ戦略について質問が寄せられた。福島氏は、企業向けにオフィシャルアカウントを提供しており、現在は無料だが今後有料化する見込みだと話した。有料キャンペーンの展開も計画している。

福島氏は極めて聡明な創業者であり、SnapDish が抱える多くのユーザのもと、彼がいかにビジネスを収益化していくかが楽しみだ。

【原文】