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タグ B Dash Camp Fukuoka 2013

2013年前半に開催されたVC&インキュベーターイベント総括ーー主要招待制カンファレンスのキーワードは「NEXT」

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2013年も折り返しに近づく中、ネットビジネス系の招待制カンファレンスとしては国内最大規模の「インフィニティ・ベンチャーズ・サミット」が終わり、主要イベントが一巡した。 SD Japanではこれらのカンファレンスにメディアパートナーもしくは取材で参加し、英語/日本語合わせて約60本の記事をお届けしている。本稿ではこれらを総括し、そこから浮かび上がってくるトレンドをお伝えしたい。 国内主要シードアク…

2013年も折り返しに近づく中、ネットビジネス系の招待制カンファレンスとしては国内最大規模の「インフィニティ・ベンチャーズ・サミット」が終わり、主要イベントが一巡した。

SD Japanではこれらのカンファレンスにメディアパートナーもしくは取材で参加し、英語/日本語合わせて約60本の記事をお届けしている。本稿ではこれらを総括し、そこから浮かび上がってくるトレンドをお伝えしたい。

国内主要シードアクセラレーターのDemoDayーー量より質を目指す

まずはDemoDayだ。Y Combinator やTechStars、500Startupsなどの北米シードアクセラレーターと同様に、「シード期」スタートアップが次の事業ラウンド(投資や提携など)に進むための登竜門的な位置づけになっている。

ただ、春に開催された2013年YCom冬期クラスのDemoDay出場社が30社近くだったのに対して、Open Network Lab(以下ONL)は2社、MOVIDA JAPANは5社と数の開きは大きい。

関係者に話を聞いたところ、質の向上を目指したということと、応募については未だ勢いは止まっていないとも聞いているので、分かりやすい次世代スタートアップ登竜門としての役割はさらに強くなっていくのではないだろうか。

5社のスタートアップが自社サービスとビジネスモデルを投資家に向けてプレゼンした「MOVIDA Demo Day 3rd」
Meet the 5 newest startups from Movida Japan’s acceleration program

Open Network Lab 第6期生のお披露目とこれまでのチームも新サービスやリニューアルを発表した「DemoDay Spring 2013」 #on_lab
投稿数は3倍、売上は2倍ーー成長する語学添削ソーシャルネットワークLang-8が狙うのは「スマホ」と「世界」 #on_lab
Meet the startups from Open Network Lab’s latest Demo Day in Tokyo

オープンな起業家の学園祭「サムライ・ベンチャー・サミット」ーーややテーマがニッチに寄り過ぎか

ちょっと変わった趣向のカンファレンスがサムライインキュベートの開催する「サムライ・ベンチャー・サミット」だ。他の主要イベントが招待制なのに対して自由に参加が可能。参加する起業家も準備に参加するなど「スタートアップの学園祭」的な雰囲気がある。

間口が広いので、デモブースなどに参加するスタートアップも玉石混淆。気になるのはテーマがニッチ過ぎてスケールに苦労するのでは、という印象のものも多かった。

第7回サムライベンチャーサミットで出会った、9つの素晴らしいアイデア
9 great ideas from the 7th Samurai Venture Summit

2日間でアイデアから投資まで「スタートアップ製造」インキュベイトキャンプーー現実的ビジネスが目立つ

投資家というと「金持ちのあしながおじさん」という間違ったイメージを持っている人はさすがにもういないと思うが、それでも「資金だけ出して口だすな」という起業家はいるかもしれない。

ステージがミドルやレイターならそれもあるかもしれないが、シードやアーリーなら逆の方がいい。いや「口を出せない」投資家は勉強不足と一蹴すべきだ。

国内主要ベンチャーキャピタリストが勢揃いして、2日間でスタートアップのアイデアから初期投資までやってしまうブートアップ・イベントがこのインキュベイトキャンプだ。ここには起業の現場を知り尽くしたキャピタリストと一緒に事業プランを作って投資までを決定する。さすがに投資まで辿り着いているアイデアは地に足がついた印象だ。

激戦の決勝プレゼンーー13組の起業家・投資家ペアが事業アイデアを発表した「インキュベイトキャンプ 5th」2日目レポート
インキュベイトキャンプその他の記事はこちらから

国内2大招待制カンファレンスーー探る「ゲームの次」のトレンド

本稿のラウンドアップを締めくくるのは招待制の主要カンファレンス二つだ。

B Dash Camp 2013 in Fukuoka(日本語記事英語記事
インフィニティ・ベンチャーズ・サミット 2013 Spring(日本語記事英語記事

ゲームの次は何がくる?

両カンファレンスに共通していた雰囲気に、巨大テーマ「ソーシャルゲーム」の次のトレンドを探ろう、というものがあった。

4月に開催されたB Dash Camp 2013 in Fukuokaでは具体的に、ソーシャルゲームで名を馳せたプレーヤーが次に取り組む「教育」系サービスをフィーチャーしていたし、5月開催のでもインフィニティ・ベンチャーズ・サミット 2013 Springでもやはり「Not Game」のセッションが多く、次のトレンドを模索するフェーズに入っていることを示していたように思う。

もちろんゲームのターンはまだまだ終わらないが。

ソーシャルゲームのノウハウは使えるーー次に狙うは「教育アプリ」マーケット #bdash
#IVS 2013 Springラウンドアップ:国内ネット系トレンドで掴んでおきたい「4つのトピックス」と「ゲームの次」

ガラケービジネスよもう一度

実は両カンファレンスで共に語られていた話題のひとつにスマホ時代の「キャリアビジネス」があった。auスマートパスにドコモのスゴ得コンテンツは、共にフィーチャーフォン時代に黄金期を築いた「ガラケービジネス」の再来を予感させる。スマートフォンにこのビジネスインフラが整えば、「ゲームの次」に現実味が帯びてくるかもしれない。

月間のスマートフォンコンテンツ取扱高は180億円でiモードを逆転ーードコモのスマホ戦略と「二つの逆転」 #bdash

話題の中心になりつつあるメッセージング

ソーシャルゲーム全盛時、話題の中心は「DeNAとGREE」だった。今ももちろんこの傾向は変わらないが、ここに急成長を続けるLINE、メッセージングの話題が加わっている。彼らがどのようなプラットフォームになり、展開するのか。

ゲームプラットフォーム、通信キャリア主導のプラットフォーム、さらにLINEを中心とするメッセージングプラットフォーム。どこでビジネスをするのか、トレンドを掴むことが重要になる。

LINE株式会社の森川亮社長、猛烈かつ急進する世界展開について語る #bdash
世界共通で売れてるのはブラウンとコニーのいちゃついてるスタンプーーLINE舛田氏が語る「マネタイズ」と「オープン化」 #IVS
カカオ社CEO イ・ソクウ氏「モバイル・ソーシャル・プラットフォームを構築する」 #bdash

さいごに

以前、この主要カテゴリの記事にも書いたが、競合のいない事業というのは、市場が全くないか、大発見かのいずれかだ。

シードアクセラレーター、キャピタリストは常にトレンドの最先端を走っている。新たな事業を興そうというスタートアップ、新規事業のセクションを任された人は、この動向を注視すべきだし、このトレンドの中心から離れるかどうかでアイデアの質も変わってくるだろう。

本稿がその一助となれば幸いだ。

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B Dash Camp 2013 in 福岡、取材記事のまとめ

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今週の月曜日と火曜日、B Dash Camp 2013 in 福岡に参加する機会を得た。日本のテック業界の問題や進展について論じる、すばらしいセッションが多くあった。以下に日本語記事をまとめた。英語による記事はこちらから。 少人数の編集チームながらも、イベントを取材する上での最善策を模索しているところだ。ご意見を寄せてほしい。 LINE株式会社の森川亮社長、猛烈かつ急進する世界展開について語る パ…

今週の月曜日と火曜日、B Dash Camp 2013 in 福岡に参加する機会を得た。日本のテック業界の問題や進展について論じる、すばらしいセッションが多くあった。以下に日本語記事をまとめた。英語による記事はこちらから。

少人数の編集チームながらも、イベントを取材する上での最善策を模索しているところだ。ご意見を寄せてほしい

【原文】

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FrilとMONOCOーー新進気鋭Eコマース創業者のFablic堀井氏とFlutterScape柿山氏に話を聞く #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。 B Dash Camp 2013 in 福岡の2日目、最後のセッションは興味深いゲストを迎え、Eコマースについてのディスカッションが行われた。 Fablic 代表取締役 堀井翔太氏 フラッタースケープ 創業者兼CEO 柿山丈博氏 <モデレータ> ヤフー 新規事業本部長 兼 新規事業ユニットマネージャ 田中祐介氏 モバイルから生ま…

IMG_8616本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。

B Dash Camp 2013 in 福岡の2日目、最後のセッションは興味深いゲストを迎え、Eコマースについてのディスカッションが行われた。

  • Fablic 代表取締役 堀井翔太氏
  • フラッタースケープ 創業者兼CEO 柿山丈博氏
  • <モデレータ> ヤフー 新規事業本部長 兼 新規事業ユニットマネージャ 田中祐介氏

モバイルから生まれたコマース

Fril はモバイルに特化して開発された魅力的なサービスだ。堀井氏は、彼らが女性ユーザをターゲットとし、彼女達に不要になった洋服をフリーマーケットで売るのを、スマートフォンで実現するしくみなのだと説明した。あまりお金を多く持たず、洋服を売りたい20代の女性を主なターゲットにしている。

興味深いのは、そのような女性に限って不要な洋服を多く持っていることで、Fril は彼女達に「買い物客」になるだけでなく「ショップ」になる方法を与えているわけだ。スマートフォンを経由して写真を瞬時にアップロードすることができる。これはフィーチャーフォンの時代には、面倒だった作業だ。

彼は日本のC2C市場は依然小さいものの、市場を構成するユーザ層は、ヤフーオークションなどの他のオンラインサービスの場合、少し複雑かもしれないと話した。Fril はこのギャップを埋めている。また面白いことに、彼らのチームは全員男性だが、多くは女性である彼らのユーザを理解するのには問題はないようだ。

世界市場に向けたユニークなデザイン

柿山氏は若い起業家だが、既に多くのEコマースサービスをこれまでに立ち上げてきた。2010年に大学を卒業し、彼の周りには「何かグローバルなことをやるべき」と言ってくれる外国人の友人が多く居た。彼はグローバルな趣向を持つことや、海外市場にリーチできるものを作る考えを気に入った。

そうして、FlutterScape が生まれた。FlutterScape のことを知る読者も居るだろうが、約一年前、世界に向けて、デザイナーインテリア商品を売るB2Cサービス Monoco にシフトした。

このサービスは極めて力強い成長を見せており、約650人のデザイナーが参加していて、毎日6〜7人のペースで増加傾向にあるということだ。時折、時間限定のフラッシュ・セールをするなど、楽しい空間作りを目指している。

現在、Monoco には、ロンドン、バリ、ニューヨークにそれぞれ1人、世界全体で計7人の商品担当者が居る。違う地域で作られたものを手に入れることで、さまざまなデザイナーの商品に出会える機会を提供する、と柿山氏は語る。

Fril も Monomo も、魅力的なビジネスアイデアで、今後の動向が期待される。

【原文】

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パネル・ディスカッション「ビッグデータのこれからを考える」 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。 B Dash Camp 2013 in 福岡の2日目、ビッグデータ分野の、最近の進展について論じるパネル・ディスカッションがあった。このパネルに参加したのは、株式会社ブレインパッドCEOの草野隆史氏、楽天株式会社の執行役員・森正弥氏、B Dash Ventures の西田隆一氏だ。 モデレータを務めた西田氏は、ビッグデータという…

big-data本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。

B Dash Camp 2013 in 福岡の2日目、ビッグデータ分野の、最近の進展について論じるパネル・ディスカッションがあった。このパネルに参加したのは、株式会社ブレインパッドCEOの草野隆史氏、楽天株式会社の執行役員・森正弥氏、B Dash Ventures の西田隆一氏だ。

モデレータを務めた西田氏は、ビッグデータという言葉についてから話を始めた。果たして、これは一体何を指す言葉なのか。草野氏は、この言葉が、かつてデータ・マイニングを指していたと語った。現在は、従来のツールでは処理できないようなデータだと理解している。彼の会社ブレインパッドは、そのような自社データを処理できない企業を支援している。

彼によれば、多くの企業は、体系化されていない価値の低いデータを大量に蓄積しているという。それらからデータが持つ意味を読み解くのは難しい。また、会社の経営層がそれらのデータを重要だと考えなければ、データの処理分析に特化した部署を社内に作るのは難しいだろうと述べた。

森氏は最近、楽天が直面しているユニークな状況について説明した。楽天は旅行、金融、小売など多くの分野でビジネスをしているので、控え目に言っても、多くのデータを持っている。彼は1日に300ギガバイトを分析(処理?)し、ビッグデータ担当部署だけで160人の社員が居るという。しかし、彼はこの人数では足りないと考えている。このデータから得られた知見は、レコメンデーションなどではなく、オンライン広告や他のプロダクトの分野で利用される。

モデレータの西田氏は森氏に、楽天がどのくらい積極的に、腕のあるデータ分析エンジニアを募集しているかを尋ねた。森氏は次のように説明した。

現在多くのデータ・サイエンティストが居て、そのポジションの人員を募集しています。いくつかの部署に60人程度います。マーケッター達が従来やってきたことに加えデータを蓄積・分析しており、そのデータを使って、我々の持つアルゴリズムを改善すべく自動学習させているところです。

【原文】

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日本は2億4000万チェックインーービッグデータが変えるFoursquareの「新展開」とプラットフォーム戦略 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。 2009年にSxSWでデビューしたFoursquare。チェックイン、メイヤー、バッジといった要素は「ゲーミフィケーション」というワードと共に世界的なヒットを生み出した。 一方で、4年間というチェックインデータの蓄積を背景に、新たな展開を見せようとしている。「予測検索」の世界だ。 4月22日から開催されているB Dash Cam…

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。

2009年にSxSWでデビューしたFoursquare。チェックイン、メイヤー、バッジといった要素は「ゲーミフィケーション」というワードと共に世界的なヒットを生み出した。

一方で、4年間というチェックインデータの蓄積を背景に、新たな展開を見せようとしている。「予測検索」の世界だ。

4月22日から開催されているB Dash Camp の壇上でFoursquareのBusinessDevelopmentを統括するHolger Luedorf氏が語ってくれた国内の数字と新展開についてまとめた。

ビッグデータを背景にしたFoursquareの新展開「予測検索」

これは福岡に着いたところのアプリ画面、みんながみえるのでランチに行こう、とか楽しい。時間がお昼に近いということでレストランのレコメンデーションが出てくる。

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家からの距離が遠いと出張か旅行などと予想して観光スポットなどを提示する。グランドハイアットにチェックインしたので過去のデータから分析してよく行く傾向のあるスターバックスを提案してくれる。

現在のアプリはサーチが一番簡単に使えるようにしている。クエリーで検索ボックスに行きたいところを入れるという以外にも、こんなところに行きたいのでは?という情報を出してくれる。友人がチェックインすればするほど、レコメンドの精度が上がるようになっている。

日本ではこれまでに2億4000万のチェックインが発生

現在は35億チェックイン、ユーザー数としては3000万人、行った場所のスポット情報が5000万になっている。

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日本の数値としては2億4000万チェックイン、スポット情報としては160万カ所という数字になっている。チェックイントップの場所は新宿駅など駅が多い。コンテンツプロバイダはロケーション情報にTipsやイベント情報などのアップデートなどを入れてくれる

世界的に伸びているのはトルコ、ブラジル、ロシアが成長しています。アジアでは日本やタイ、インドネシアなどが好調ですね。

ビッグデータの可視化で分かる人の動き

ニューヨークと東京の一日、24時間のチェックインのデータを通じて街の様子が分かる。昼は食事している色、夜になるとバーなどに行くことで色が変わる。(動画を参照)

 

活用が伸びているジオ・プラットフォームとしてのFoursquare

現在プラットフォームとしての活動を続けており、これらのアプリを使うことで実はFoursquareを使っていることになっている。Instagramなどはジオタグを使っている。1日、7500万のAPIコールが発生している。1億人のアクティブユーザーを抱えている。

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4万社がこのAPIを使っている。リアルワールドのゲームやメッセージ、ナビゲーション、そういう会社が使っている。こうやって使われている利用状況としてはまだFoursquareのアプリが多いが、今年の終わりにはサードパーティーと1対1の割合になるではないだろうか。

今後は広告への活用も考えている。ターゲティングできるので、小さい子供を持つ親が公園にチェックインした、という情報を広告に使いたいという会社も多いはず。

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パネル・ディスカッション「新たなステージへと進む、ソーシャルゲーム業界」 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。 B Dash Camp 2013 in 福岡の 2日目、ソーシャルゲーム業界で高名な人々によるパネル・ディスカッションを聞くことができた。参加したスピーカーは、次の通りだ。 グリー株式会社 取締役執行役員CFO 青柳直樹氏 株式会社ディー・エヌ・エー Chief Game Strategy Officer 小林賢治氏 Kabam…

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。

B Dash Camp 2013 in 福岡の 2日目、ソーシャルゲーム業界で高名な人々によるパネル・ディスカッションを聞くことができた。参加したスピーカーは、次の通りだ。

  • グリー株式会社 取締役執行役員CFO 青柳直樹氏
  • 株式会社ディー・エヌ・エー Chief Game Strategy Officer 小林賢治氏
  • Kabam Game Studios, President Andrew Sheppard 氏
  • 株式会社モブキャスト 取締役 CSO 兼 プラットフォーム事業本部 佐藤崇氏
  • 株式会社gumi 代表取締役社長 國光宏尚氏

以下はこのセッションをライブで届ける予稿であるので、より詳しい記事は追ってお届けしたいと思う。

14:28 – Andrew Sheppard 氏は、Kabam は7つのオフィスに600人の社員が居て、事業を開始して3年になると述べた。昨年は、彼らの iOS アプリが興行成績でトップの座につけ、50カ国でトップの iOSゲームとなった。彼らはトップ10のゲーム会社で、ユーザを1,100万人のユーザを擁する。銀行には現金が5,500万ドルあって、うまくいっている。

14:29 – Andrew によれば、北米は iOS 市場としては大きい。アジアとヨーロッパは、より Android のニーズが大きい。しかし興奮するのは、リーチ、エンゲージメント、マネタイズの全てで好調を見せている、モバイルではまれなコンテンツだということだ。

14:31 – Kabam のゲーム Kings of Camelot は、2012年に世界の興収トップ5に入った。4位だった。

14:32 – Andrew は、最近、開発者向けに5,000万ドルのファンドを発表したことについて話した。微笑をうかべて、この話の告知をしたことを陳謝した。

14:33 – Mobcast の佐藤氏:スポーツゲームに注力していて、外部のパートナーにもオープンにした。昨日、開発パートナーサイトをオープンした。プロモーションに「Mobcast Girls」という女性達が居る。

14:35 – 青柳氏と小林氏は、同社がビジネスうまくいっており、以前よりもよくなっていると述べた。小林氏の言葉は、青柳氏のそれよりも楽観的に聞こえた。

14:36 – 青柳氏: 営業成長という点では、アメリカがよい成績を出している。なので、私はアメリカを拠点にしているのだが、たまに私のボス(訳注:CEO田中氏)が電話をしてきて、東京のプロジェクトを手伝うように行って来る。まぁ、そういうわけで、時々、東京に戻って来る。私が日本に居ると噂する人も居るが、日本でも Gungho 以外に多くうまくいってはいない。Supercell のようなメーカーから出ているトップタイトルを見れば、彼らはアメリカに居るのだ。売上や利益を見れば、ついにアメリカの市場が離陸したと言える。日本では、資金調達のピークは2年前に終わったのではないだろうか、今はそれが縮小しつつあるように思う。

14:37 – 小林氏:私は基本的に世界展開、特にスマートフォンに関することを指揮している。エグゼキューションのことを語る前に、より重要なのはどの分野で競争するかということだ。

14:39 – パズル&ドラゴンについての会話: Andrew は少しそれで遊んだことがあり、アメリカではまだ成功していないと述べた。非常にスマートなゲームだ。メカニックな作りなので、アジア市場向け、まるで書道のようだ。アメリカ人はスローでスマートなものを好む。たぶん、このゲームは難し過ぎる(冗談まじりに話す)。

14:41 – 佐藤氏:テレビコマーシャルをやっていて、ユーザ増加につながった。概してうまくいっていて、そしてヒットにつながった。

14:42 – 小林氏:スタートしたときは、クォリティが高かった。コマーシャルを流し始めたのは10月の中頃だったが、ユーザが急激に増え始め、口コミとインフルエンスが追い打ちをかけた。ちょうどいいタイミングだった。

14:46 – 小林氏が次に何をするかについて話す。郷に入っては、郷に従えだ。そうすることで、やりたいことが実現できる。クオリティは非常に重要だ。パズル&ドラゴンズをマネしてみても、失敗するだけだ。

14:49 – 青柳氏は、タブレット市場が巨大になっていると述べた。”tablet first” というのが、よく聞く言葉だ。ハードコアなゲーマーをターゲットにするなら、特にアメリカ市場では、タブレットのことを忘れてはいけない。期待通り、佐藤氏はスポーツに可能性を見出しており、来年、ワールドカップこそが、人気のあるサッカーゲームになるだろうと述べた。

14:54 – Andrew は、Kabam が King of Camelot を作ったときに入社した。CEO に会ったとき、Andrew は若いにもかかわらず「昔ながらの魂を持つ男」と呼ばれ、心を動かされた。入社当初から、彼は自分を信じてやっているので、仕事を楽しんでいる。

14:56 – 佐藤氏は、社長と相性がよかったと語った。

15:03 – Andrew は、アジア進出を強化するために韓国にオフィスを開設したので、ワクワクしていると語った。

15:04 – 海外市場にフォーカスしたい。こうやって並んで登壇すると、私は皆がどの市場を目指しているのが興味がある。来年はワールドカップがあるので、当社の社長は世界市場にアプローチしたいと言っている。ユーザ同士で世界選手権みたいなことも考えられる。面白いことになるだろう。

15:05 – 小林氏:海外市場は成長しているので、その流れを追いかけ、超越したい。

15:06 – 青柳氏:「将来、gumi を買収する」とジョークを言ってみる。彼らは海外でよい結果を出したいと考えている。かつて、一つのヒットで世界を変えることができたが、将来、そのような流れを起こせるヒットがあり得ると考えている。

【原文】

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e27のMohan Belani氏とK Cubeのイム・ジフン氏、アジアのスタートアップ最新動向を語る #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。 B Dash Camp 2013 in 福岡の2日目、我々はアジアのスタートアップ・トレンドに関するディスカッションを聞くことができた。このチャットに参加したスピーカーは、汎アジアのテックメディア・サイト e27 の CEO Mohan Belani氏、Kcube Ventures の CEO イム・ジフン(임지훈)氏で、モデレ…

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。

B Dash Camp 2013 in 福岡の2日目、我々はアジアのスタートアップ・トレンドに関するディスカッションを聞くことができた。このチャットに参加したスピーカーは、汎アジアのテックメディア・サイト e27 の CEO Mohan Belani氏、Kcube Ventures の CEO イム・ジフン(임지훈)氏で、モデレータは本荘事務所代表の本荘修二氏が務めた。

今こそ、スタートアップするには最高のとき

セッションの冒頭、イム氏は、彼が韓国で今ホットだと考える3つの領域から話を始めた。彼は Facebook Home のようなモバイル・フロント画面のことを例に、モバイル広告について取り上げた。ムービーやコンテンツ向けのレコメンデーション・エンジンなど、問題を解決しようとするするR&D系の企業の話、O2O(online-to-offline)のトレンドについても指摘した。

イム氏は、イグジットの選択肢が少ないことはアジア全域を悩ませていることだが、韓国においてはそれが特に顕著で、しかし、Google に買収されたTNC(訳注:Tapastic の代表キム・チャンウォン=김창원氏が以前創業したスタートアップ)、Living Social に買収された Ticket Monster などの例が出始め、近年、状況は少し快方に向かっているという。このような事例は、概してスタートアップ・エコシステムにはよい影響を及ぼし、多くの優秀な人材が、スタートアップに加わることが、現実的な職業の選択肢だと認識するようになった。また、多くの投資家がそのような企業(スタートアップ)に投資することが、価値あることだと考えるようになった。イム氏は次のように付け加えた。

今ほどスタートアップを始めるのに好機は無いでしょう。日本と韓国は昔から保守的な社会でしたが、もし、あなたが良いエンジニアならリスクは少ない。失敗しても、その経験は大きな価値をもつでしょう。

より多くのイグジットの選択肢、イノベーション、楽観視できること

東南アジアについて、Mohan Belani 氏がシンガポールのイグジット、買収に関する動向を話してくれた。SingTel(訳注:シンガポール最大の電話会社)や Singapore Press Holdings(訳注:Straits Times などの新聞を発行する、シンガポール最大のメディアグループ)は、有望な会社を買収するのに忙しい。Mohan によれば、アジアの起業家のクオリティがよくなっており、今はやりのソーシャル・アプリよりも、現実の問題に対する現実的なソリューション(例えば、インドネシアの遠隔医療など)を開発する起業家が増えているのだそうだ。

Mohan は、3ヶ月でユーザを900万人以上獲得した、PicMix という企業の成功について説明した。同社は、十分に以前から知られているギャップを埋めるべく、Blackberry 用のフォトアプリを開発した。(訳注:ここで言う「ギャップ」とは、iPhone や Android のフォトアプリは多く存在するが、Blackberry のフォトアプリは少ないこと。) 今や大きな成功を収めており、Blackberry 以外のプラットフォームにも進出を始めた。

シンガポールのスタートアップ・エコシステムは、政府や政府の投資によって推進されてきたが、現在では投資家による動きも活発なのだそうだ。シンガポール国外の企業にとっては、多くのビジネス・マッチングの機会があるので、わざわざシンガポールに来る価値がある。Mohan はアジアによい影響を与えている日本の投資家へ感謝しつつ、この話を終えた。

投資家、これは日本の投資家も含むが、彼らがシンガポールや東南アジアに来てくれたおかげで、この地域の多くのスタートアップによいお墨付きとなった。その自信と応援は、日本企業や投資家が築いてくれたものだ。彼らは日本から出なければ、東南アジアを理解できないとわかっていたのだ。

【原文】

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SearchMan柴田尚樹氏が語る、最先端のアプリSEOテクニック #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。 B Dash Camp 2012 in 福岡の2日目、我々は、AppStore SEOツール SearchMan の共同創業者・柴田尚樹氏の話を聞くことができた。彼によれば、ユーザはアプリを探す際、名前やブランドでアプリではなく、もっぱら機能で探すのだそうだ。そのため、アプリの名前に重要なキーワードが含まれていれば、ダウンロード…

IMG_8559本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。

B Dash Camp 2012 in 福岡の2日目、我々は、AppStore SEOツール SearchMan の共同創業者・柴田尚樹氏の話を聞くことができた。彼によれば、ユーザはアプリを探す際、名前やブランドでアプリではなく、もっぱら機能で探すのだそうだ。そのため、アプリの名前に重要なキーワードが含まれていれば、ダウンロードしてもらいやすいことになる。しかし、名前が長く過ぎると、ユーザはその名前の一部のみを目にすることになるので、気をつける必要がある。

AppStore には、アプリ名最大100文字の制限があり、それを最大限に活用しなければならないと柴田氏は述べた。同様に、アプリの説明についても注意が必要だ。説明はアプリのスクリーンショットの下に表示され、極めて重要な場所である。

柴田氏によれば、AppStore と Google Play のランキング条件については、どちらのストアもリレーション、キーワード、ユーザ・レビュー、アプリの説明、(レビューや売れ行きを加味した)アプリスコアによるとのことだ。

柴田氏は、これらの問題を解決する手段として、彼が提供する SearchMan のビデオデモを見せてくれた。

【原文】

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月間のスマートフォンコンテンツ取扱高は180億円でiモードを逆転ーードコモのスマホ戦略と「二つの逆転」 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。 国内のモバイルビジネスを語る上でiモードの存在は忘れられることはないだろう。フィーチャーフォン(やっぱりガラケーの方が言いやすい)時代、このプラットフォームで大きな成長を遂げたコンテンツプロバイダーは数多い。 一方、ここ数年のスマートデバイス、特にiPhoneの出現で市場が動いた結果、iモードの存在感は日に日に薄れてきている。し…

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。

国内のモバイルビジネスを語る上でiモードの存在は忘れられることはないだろう。フィーチャーフォン(やっぱりガラケーの方が言いやすい)時代、このプラットフォームで大きな成長を遂げたコンテンツプロバイダーは数多い。

一方、ここ数年のスマートデバイス、特にiPhoneの出現で市場が動いた結果、iモードの存在感は日に日に薄れてきている。しかも競合となるKDDIは「auスマートパス」を公開してプラットフォームの整備を進める。いわば「ガラケーの勢いをスマホでもう一度」だ。

ではドコモはどう動くのか?

4月22日に福岡で開催されたB Dash Camp の壇上でドコモiモードに深く携わるスマートコミュニケーションサービス部長の前田義晃氏が話す、ドコモのスマホ戦略といくつかの数字は興味深いものだった。いくつかのポイントにまとめてお伝えする。

iモードを逆転したスマホコンテンツ取扱高は月間180億円

契約者数はスマートフォン上で1800万ユーザーを達成。2014年には4000万契約に達する予定だ。また、(スマートフォンの)コンテンツ取扱高については月間180億円の市場にまで成長している。これは月次で10%の成長率で伸びている。

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iモードの取扱高は既に逆転している。これだけみるとそもそもキャリアのコンテンツ取扱高が減っているのではないか、と思われるかもしれないが全体でも5%成長している。

iモードの神話「月額課金」を逆転した個別課金

フィーチャーフォン時代、鉄板のビジネスモデルだった月額課金のモデルはスマートフォンに移行するなか、個別課金に逆転された。

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この流れをそのままに、過去フィーチャーフォンで培ったアセットを移行させることで月間180億円から300億円ある市場のポテンシャルを底上げしたいと考えている。

新しい時代のコンテンツプロバイダーとの協業

コンテンツプロバイダー(CP)さんによっては、フィーチャーフォンの画面そのままスマートフォンに移行しているところもある。これではお客さんに響かない。

既存のCPにももちろん進化を期待しているが、チャンスと思って新たな方々にも参加してもらい、取引を活性化していこうと考えている。ドコモではドコモイノベーションベンチャーズなどを立ち上げて支援プログラムも開始している。新しい方々とのつきあいを積極的にはじめている。

ドコモ新サービス「スゴ得」はいつ?

(ドコモの新サービス・スゴ特について)喫緊で公開できるように準備している。KDDIさんの取り組み(auスマートパス)に近いが、どのようなスタートにするかは現在CPと検討中。お客さまがよりコンテンツを使いたい、という雰囲気を作っていきたい。

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カカオ社CEO イ・ソクウ氏「モバイル・ソーシャル・プラットフォームを構築する」 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。 今日開催されている B Dash Camp 2012 in 福岡で、カカオのCEOイ・ソクウ(이석우)氏は、韓国やアジア周辺における、モバイルチャット・アプリ「カカオトーク」の隆盛について説明した。イ氏は、日本におけるカカオのパートナーである Yahoo Japan の検索事業責任者・宮澤弦氏のステージに参加した。 これまでに、…

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 福岡の取材の一部だ。

今日開催されている B Dash Camp 2012 in 福岡で、カカオのCEOイ・ソクウ(이석우)氏は、韓国やアジア周辺における、モバイルチャット・アプリ「カカオトーク」の隆盛について説明した。イ氏は、日本におけるカカオのパートナーである Yahoo Japan の検索事業責任者・宮澤弦氏のステージに参加した。

これまでに、カカオトークのダウンロード数は8,600万件を超えている。ここ日本でのダウンロード数は1,000万件だ。イ氏は1日のユニークビューが2,900万件を超えており、毎日48億件のメッセージがやりとりされていると説明した。

これらの数字より重要なのは、イ氏が述べた売上の金額だろう。彼によれば、2012年に同社の売上は4,200万ドル、利益は650万ドルに達した。これらの売上の多くはプラットフォーム・ビジネス、特に、ゲーム、ソーシャル・コマース、広告によるものだ。

しかし、現在はまだ手始めに過ぎず、カカオトークの持つソーシャル・レイヤーにより、ユーザが友達に買いたいものを見せるなどして、Eコマースの分野にさらなる成長をもたらすだろうと述べた。

LINE株式会社のCEO森川亮氏は前列に座っており(今日のセッションで登壇済)、イ氏は LINE がやっていることから、いくつか学べる部分があると語った。

グローバルにビジネスを展開する上で、我々は森川さんから多くのことを学ぶ必要がある。我々のユーザは70%が韓国国内に居て、極めてローカルだ。韓国国外への進出は難しい。そこでカカオでは異なるアプローチを取っている。(中略)我々は Yahoo Japan と提携し、他の地域についても、それぞれのローカルパートナーと協業していきたい。

LINE とは対照的に、カカオトークは違ったアプローチをとっており、彼らはビジネスがうまく行きそうな場所を探してから、そこでビジネスを始めるようにしている。

これら2つのモバイル・チャット・アプリの巨人が進んで来た軌跡は多くの点で似通っており、互いに自分のローカル市場を寡占している。しかし、国際展開においては異なる哲学を持っており、どちらの戦略が功を奏するかは見ものである。

【原文】

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