「ミイル」創業者の中村仁氏がFrogAppsの取締役も辞任、磯崎氏のフェムト・スタートアップと共に新会社設立へ

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4月に代表取締役を高橋伸和氏に交代したばかりの中村仁氏(写真左)

フードフォト共有サービス「ミイル」を運営するFrogAppsの創業者で、現在取締役を務める中村仁氏が自身のブログで同社の取締役の退任を発表した。中村氏は4月に代表取締役の交代と新会社「フロッギー」の発表をしたばかりだ。今回ブログで発表されている会社はこのフロッギーではなく、トレタという名称になっている。ブログによれば、飲食店向けの業務改善ツールを開発しているようだ。

「トレタが目指すのは、トレーニングせずとも誰でも使えるほど敷居が低いのに、そのツールを使うだけで劇的に業務が改善され、現場で働く人がハッピーになり、ひいてはお客様にも満面の笑みをもたらす、そんなサービスを提供することです」(中村仁氏のブログから引用)。

また、この新会社トレタに対して、フェムト・スタートアップおよびフェムト・グロースキャピタルから1億円の資金調達を実施したことも公開している。フェムト・スタートアップは磯崎哲也氏がゼネラルパートナーを務めるシード期を対象とした投資機関で、ピースオブケイクなどが支援先にあることで知られている。

創業者でありながら同社を早々に去ることになった経緯や、4月に発表されていたフロッギーに新会社のトレタ、残されたミイルの今後について複雑な事情があるのだろうか。中村氏および磯崎氏のお二人に取材を申し込んでいるので、詳細はまた後日お届けしたいと思う。

※情報開示:筆者の妻はFrogAppsと契約関係にあります

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