巨大ブランドの支配が続くカミソリ業界に定期購入モデルで挑む「Tokyo Shave Club」

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Tokyo Shave Club

男性にとって、毎日の髭剃りは重要な行動だ。その重要な行動であるにもかかわらず、面倒が多いこの行動をサポートしてくれるサービスが登場した。

カミソリの定期購入サービス「Tokyo Shave Club」は、OpenUpが昨年の12月にリリースしたサービスだ。ウェブサイトから登録すると、毎月自動で決済され替刃が届く。替刃はメール便で届くため、家にいなくても郵便ポストへと届けられる。


http://youtu.be/S0qYWce4EQM
日本でもコマースの形態のひとつとして浸透してきた定期購入サービスの、カミソリを扱ったサービスだ。アメリカでは、「Dollar Shave Club」というカミソリの定期購入サービスが人気を博しており、前例もある。

Tokyo Shave Clubは、日本でもそのモデルを展開しようと狙っている。

寡占が続くカミソリ市場

カミソリの日本市場は、シックとジレットが80%以上のシェアをとっている。少数の巨大ブランドによる支配が続くカミソリ業界に風穴をあけることが「Tokyo Shave Club」の目的だ。

市場が支配されており、店頭に置かれるカミソリも限定され、ユーザの選択肢は狭まってしまい、本当に良い商品がユーザの手元に届いていない、とOpenUpの代表 井戸裕介氏は考えている。

カミソリにおけるユーザの手間を減らし、良い商品を届けたい、というのがTokyo Shave Clubが目指すことだ。

カミソリのスペック

Tokyo Shave Clubが扱うカミソリは、韓国の老舗カミソリメーカーDORCOのものを使用している。同社の特許技術によって生み出された6枚刃カミソリを、定期的に送ってくれるようになっている。

Tokyo Shave Club plan

刃の枚数が多いほど、一度で剃ることができるヒゲの量が多くなり、剃り残しが少なくなる。Tokyo Shave Clubでは6枚刃以外にも、4枚刃、2枚刃も用意されているため、自分のヒゲの状況に合わせて選ぶことができる。刃の枚数によって値段が異なり、プライシングは以下のようになっている。

      プレミアムプラン:6枚刃カミソリ、替刃3個、月800円(送料無料)

 

      スタンダードプラン:4枚刃カミソリ、替刃3個、月600円(送料無料)

 

    シンプルプラン:2枚刃カミソリ、替刃4個、月100円(+送料250円)

髭剃りの大切さ

本来、T字カミソリは1週間から10日ほどで刃を換える必要があるという。そうしなければ、知らず知らずのうちに肌が傷ついてしまい、色素沈着などの原因にもなるという。

Tokyo Shave Clubが、多くのユーザに使ってもらうためには、商材であるカミソリのクオリティの担保と定期購入サービスの利便性向上に加えて、こうした替え刃の重要性を訴えいてくことも必要になる。

「Dollar Shave Club」 は、CEO自らが出演したYouTubeの映像が大きな話題を呼び、多くの注目を集めた。Tokyo Shave Clubでもコンテンツマーケティングの実施を予定しており、ユーザへの啓発活動等にも注力していくという。


http://youtu.be/ZUG9qYTJMsI

ヒゲ剃りの新しい文化

Tokyo Shave Clubがそのユーザ数を伸ばすためには、ユーザの意識を変えていくことも重要になってくる。超えなくてはならないハードルも高いが、筆者はこうしたジャイアントキリングに挑むプレイヤーの登場を嬉しく思う。

カミソリは、先日スタートアップHarry’sがドイツの工場を買収したことでも話題になった世界的にホットな業界だ。Harry’sは、メガネのコマースサイトWarby Parkerの共同創業者Jeffrey Raider氏が立ち上げている。

harry

Harry’sはカミソリというものに対する人々の意識を変えつつある、と筆者は考えている。カミソリ業界はスタートアップの台頭によって、そのビジネスモデルやユーザがカミソリに抱いている印象が大きく変わる可能性を秘めている。日本でのTokyo Shave Clubの今後のアクションにも期待したい。

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