
ロボットアームといえば、大きな工場の中で車などを組み立てられるのに使われているイメージを抱く人がほとんどだろう。だが、深センを拠点としたスタートアップである「UFactory」は、こうした技術でさえも3Dプリンターのように家庭に持ち込むことができることを示している。
UFactoryは、「uArm」というプロジェクトでデスクトップサイズのロボットアームを開発している。現在、このプロダクトを開発するための資金をクラウドファンディングサイトKickstarterで集めている。5千米ドルのゴール設定だったところを、残り1週間の募集期間を残して15万米ドル近くを集めている。
このロボットアームはArduinoで動いているという。このロボットアームを通じて楽器を演奏したり、DIYキットの組み立てなども可能になっている。
マウスやキーボードなどからコントロールが可能となっており、将来的にはBluetoothを通じてリモートでのコントロールが可能になる予定だ。iOSやAndroidのアプリにも対応予定。
uArmの基本の構造はレーザーカッターで切り出した木材を利用している。これにネジなどの部品をつけていき、電子部品を装着する。
UFactoryは、Kickstarterのプロジェクトが成功するしないにかかわらず、プロジェクト後はuArmをオープンソース化すると宣言している。このプロダクトを容易に組み立てられるようになったら、開発者たちはどんなものを作り出すのだろうか?
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