「サウザンドメモリーズ」開発のアカツキ、グロービスなどから14億円の大型調達

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ゲーム開発を手がけるアカツキは5月21日、グロービス・キャピタル・パートナーズおよびリンクアンドモチベーションを引受先とする第三者割当増資の実施を発表した。金額は総額14億円で、これと同時に新役員の就任と台湾子会社の設立も公開している。

新任の役員は元IBM Venture Capital Groupパートナー日本代表で、現在はプロフェッショナルコネクターとして活躍中の勝屋久氏を社外取締役に、また、元ミクシィ取締役CFOで、現在はtrippieceやメルカリなど複数のベンチャー企業経営に携わる小泉文明氏を非常勤監査役に迎える。

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左から社外取締役に就任する勝屋久氏、代表取締役の塩田元規氏、同取締役の香田哲朗氏、非常勤監査役に就任する小泉文明氏

同社では調達した資金により国内開発体制およびマーケティングを強化すると共に、6月に新設する台湾子会社「暁数碼股份有限公司(Akatsuki Taiwan Inc.)」を拠点としたアジア圏展開を開始する。なお、同子会社の代表は取締役COOの香田哲朗が就任する。

アカツキの創業は2010年6月。mobageやGREE上でのソーシャルゲーム提供で業績を伸ばし、2013年11月にiOS版を公開(Android版は翌12月)したスマートフォン向けRPGのサウザンドメモリーズは配信半年でユーザー数200万人を突破するなど好調が続いていた。なお、本タイトルについてはこのCMでご存知の方も多いかもしれない。

今回、台湾子会社の代表も務めることになった香田氏にアジア展開について聞いたところ、既に提携を実施している中国ゲーム開発のChukong Technologies(北京触控科技有限公司)との連携をベースに、今回拠点を置く台湾、香港、マカオなどから攻めることになるのだそうだ。台湾そのものもAndroidマーケットとしては世界で上位に入るので、その市場に対する魅力もあって、台湾での設置になったのだという。

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