Timersが子育て家族に特化したスマホアプリ「Famm」のAndroid版をリリース、写真のアップロード枚数は2ヶ月半で約100万枚に

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famm android

恋人と2人で楽しむクローズドSNSアプリ「Pairy(ペアリー)」を運営するTimersは、子育て家族に特化したスマホアプリ「Famm(ファム)」のAndroid版を本日リリースした。すでに配信しているiOS版アプリと同様に、5カ国語に対応し、全世界に向けて配信する。

「Famm」は、子供の写真を簡単に共有・整理できる子育て家族向けアプリ。子どもの写真をアップロードしていくことで自動で写真が整理され、毎月の成長記録がコラージュで出来上がる。同アプリのiOS版がリリースされたのは今年の5月。iOS版は、リリースからの2ヶ月半で既に約100万枚の写真がアップロードされており、MAUは80%となっているという。

この数字に関して、Timers COOの田和晃一郎氏は、

田和氏「最もアクティブなユーザの中には、1万枚以上写真をアップロードしている家族も出てきています。サービスリリース前から、Pairyのユーザーであるカップルよりも子育て家族の方がアップロードされる写真の枚数は多いだろうと予測はしていましたが、これほどの枚数の写真を撮影し、かつFammにアップロードしてもらっているのは正直驚いています。」

とコメントしている。こうしたユーザの行動を見ていて、Timersでは家族における写真撮影行動の変化を感じているという。

田和氏「現状、アプリの使われ方を見ていると、スマートフォンが子育て家族の行動・コミュニケーション領域において変化を与えている部分で最も大きいのは子どもの写真データをどこに、どう保存するのか、だと改めて確信しています。スマホの登場により、撮影枚数が増えたにも関わらず、スマホではその膨大な数の写真をどう管理していいかわからない。管理しようにも量が多すぎて面倒だ、といった課題を多くの家族が抱えているという仮説も証明されてきました。」

Timersは、現在アプリが提供している子供の写真を撮影し、共有し、バックアップしておくという機能は、あくまでも子どもの写真に関わる「入り口」にすぎないと考えているという。

田和氏「集まっている写真を活用して、どのような感動的な体験を提供していけるのかが、僕らのような恋愛や子育てといったエモーショナルな領域を攻めるスタートアップが目指すところです。「何もしなくてもコーラジュが自動で出来上がっていく体験」に続く、全く新しい体験を今後のアップデートで提供していきたいと思っています。」

と、新たな機能追加に関しても検討していることを教えてくれた。具体的には、両親や親戚など家族全体をアプリ内に巻き込んでいくデジタルな部分での機能・体験拡張や、写真を印刷・加工できるリアルな領域での体験などだ。

アプリのダウンロード数に関しては公開されていないが、これだけユーザがスティッキーに使っているアプリであれば、成長させていくことは可能だろう。リリースされたAndroid版アプリがユーザにどのように使われるのか、気になるところだ。

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