音楽コミュニティアプリ nana がユーザ待望のAndroid版をリリース「国内最大の音楽コミュニティの実現を目指す」

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nana musicが提供する音楽コミュニティアプリ「nana」が、本日Android版を配信を開始した。nanaのiOS版アプリがリリースされたのは2012年8月。満を持してのAndroid版の提供となる。

nana代表の文原明臣氏は、以前よりユーザと共に作り上げるという世界観を重視していた。今回、Android版をリリースして、「一緒に創る」をキーワードに、iOSとAndroidを合わせて年内に100万ユーザの突破と、国内最大の音楽コミュニティの実現を目指す。

nanaはスマホとアプリさえあれば、機材や録音に関する知識が必要ない手軽さから、ユーザの半数以上を10代が占めている。「nana」の再生回数や、投稿コンテンツの数はかなりの成長速度となっている。今回、「Androidの友人ともコラボを楽しみたい」というユーザからの強い要望に応え、Android版のリリースに至った。

ユーザ参加型の「一緒に創る」文化

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nanaの特徴の1つといえば、ユーザコミュニティの熱量と主体性の高さだろう。nanaではユーザたちがクリエイティブな企画を生み出し、他のユーザを巻き込んで発達していく文化が根付いているという。

ユーザによって発案されたnanaの遊び方に、「renga」というものがある。これは和歌の連歌から名付けられたもので、一つの曲をワンフレーズずつ歌い継いでいくリレー方式での楽しみ方だ。その他にも、インタビュー形式の質問にテンポよく答えていく「50問50答」、様々なキャラクターになりきって質問に答える「声面接」など、合唱やバンドセッションに留まらない、ユニークな音声コラボレーションにも人気が集まっている。

NHK紅白歌合戦に倣い、2チームに分かれて拍手数を競う「nana紅白歌合戦」や、公募された審査役ユーザの投票で勝者が決まる「ガチ歌ランキングバトル」など、ユーザによって企画運営されるアプリ上イベントが登場しているのも、nanaコミュニティの特徴だ。

nanaコミュニティはオンライン上だけに留まらず、オフラインも絡めた音楽体験を生み出している。nanaが今年の8月末にサービスリリース2周年を記念したイベントを開催したところ、会場には10代を若者を中心にnanaユーザが駆けつけ、来場者数は230名にのぼった。

文原氏はnanaのサービスを、新たな音楽体験をもたらすための楽器作りと捉えており、その活動の領域はオンラインだけにとどまらない。Android版アプリをリリースし、さらにコミュニティへの参加入り口を増やしたnanaは今後どのような音楽コミュニティと体験を作り上げるのだろうか。

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