韓国のカーシェアリング・スタートアップSocarが、シリーズAラウンドでBain Capital等から約18億円を調達

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Bain Capital は今日(原文掲載日:10月14日)、韓国のカーシェアリング企業 Socar(쏘카)へのシリーズAラウンドの出資で、リードインベスターを務めたと発表した。資金調達額は、総額180億ウォン(日本円で約18億円)に上る。

関係者は、この業界の驚異的な成長と共有経済の市場価値が、今回の投資の引き金になったと指摘している。特にカーシェアリングは、Socar が牽引する形で韓国で最近急速に伸びている。これは韓国の例外的な人口密度の高さ(ソウル首都圏に2,600万人が居住)と整備された公共交通機関によるところが大きいだろう。ソウルで、Uber が法的問題に苦しんでいることも、Socar のチームには追い風に作用している。

Socar は2012年にローンチし、利便性を評価する韓国文化の要求に見合った力を持ち合わせたため、急速に成長してきた。ヒュンダイ・ソナタ100台から始まり、同社は2年で自動車保有台数を1,000台以上までに増やした。同社によれば、データベースには5万人以上のユーザが登録されているという。

ZipCar と同様に、Socar では、ユーザがサインアップすると、韓国国内主要都市(典型的には、自宅に近い場所)で車が借りられるカードキーを受け取ることができる。メンバーはモバイルアプリで簡単に車を予約でき、レンタルの時間を10分単位で指定できることから、広く受け入れられている。

Socar は、シンプルながらもカスタマイズされた、セルフドライビング・サービスだ。Costco に行くとき、私は Socar で車を1時間借りるようにしている。自宅の近くで車を借り、用が済んだら乗り捨てできる。自宅に持ち帰る買い物が多いときは、公共交通機関よりも安くて便利だ。(あるユーザ談)

Socar は現在、韓国最大のカーシェアリング・サービスだが、8月にはこの事業分野で初めて〝B企業(韓国で社会にメリットをもたらす企業としての認定)〟として認定された。ビジネスを通じ、同社は環境問題など社会をよりよくしようとしており、これが〝B企業〟の要件を満たしたわけだ。

今のところ、Socar は、大企業と関係を持たず、今後、例外的に成長する可能性があると考えられる市場において、マーケットリーダーになり得ると投資家が信じてやまない唯一の企業だ。韓国では今この瞬間も誰かがユーザ登録をしていて、毎月5万回以上の乗車利用がある。このような驚く数字にもかかわらず、現在利用可能な市場はまだ限られている。Socar の年間売上額は3,000万ドル(約30億円)だ(2014年現在)。

さらに、Socar は事業機会を最大限に活かして、スピーディーにサービスを届けられると考えている。創業以降、同社は毎年10倍以上のスピードで成長し続けているからだ。

今回の資金調達のニュースを受けて、CEO のキム・ジマン(김지만)氏は次のようにコメントしている。

我々は車の保有台数を5,000台にまで増やそうとしており、これでユーザは韓国のどこでも、10〜15分で借りる車にたどりつけるようになる。今回の投資により、5,000台の達成が3年以内に可能になる。ピア・トゥ・ピアのオンデマンドのカーシェアリング・サービス(ユーザ間の車の貸し借り)を追加し、モバイルに乗り合いサービスも加えたい。今夏の投資は、このような我々の野望を実現しやすくするものだ。

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom