60億ドル評価、Squareの1億5000万ドル調達が意味するもの

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<ピックアップ>Square Raised $150 Million At A $6 Billion Valuation

以前から噂というか表に出ている割にはあまり話題になっていなかったモバイルペイメントSquareの大型調達ですが、先頃The New Yort Timesが「確実な投資家筋」ということで1億5000万ドルの資金調達を報じました。評価は50〜60億ドル(100円換算で5、6000億円)で、各誌もこれに続いて本件を伝えております。リードはシンガポール政府投資公社(GIC)。

Squareはこれに先駆けてまた別に1億ドルのラウンド(評価額は60億ドルで同じ)を進めており、これはどうやらクローズした模様。この辺りの報道は憶測なども含めて複数飛び交っており、情報だけで本当のところを掴むのは難しいのですが、いずれにしてもすんなり調達決まってはい次へ、という状況ではなさそうです。

そのように思っていたらThe Vergeにこんな記事が。出だしも「成長は鈍化、利益は減る一方、投資家は嫌々付き合ってる」と散々です。Twitterを生み出した奇才、ジャック・ドーシーを誉め称えたちょっと前はどこへいってしまったのでしょうか。

詳しくは原文ご一読頂くとして、かいつまむと米国スタートアップのレイターステージにアジアの投資が入るのは(SnapChatのTencentなど)珍しくないが、GICはそれでもこういった投資経験が乏しくリードを探すのに苦労したSquareの事情が垣間見える、前回2014年1月の調達ラウンドでも指摘されてるように売上の減少は評価に見合わない、さらに4月にはキャッシュアウトの危機から身売りの可能性も指摘された、などなど。5月にリリースした「Square Order」もApp Annieによれば200位ぐらいのところをうろうろしてるようでこちらも好調とは言い難い状態らしいです。

記事にも指摘されてますが、Apple PayやPaypalの分割など決済事業関連は市場が大きく動いており、見方によってはチャンスなのですが、どうにもこうにも低すぎる利益率が全体的にSquareの問題のようです。ただ一方でこういう構造的な問題は最初から分かっていたことなので、にわかには信じられないというのもあるのですが。米国式スケールすれば全てOK方式だったのでしょうか。

いずれにせよ、フードデリバリを傘下に納めたり目に見える形で売上や利益については改善策に乗り出しているようなので、この先の動向にも注目したいところです。

via Tech

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