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Apple Payは便利だ。しかし、新たなPOSシステムの導入、従業員の教育、クレジットカード会社への取引手数料の支払いがあるというのにどうして小売店がそこまでして使いたがるのか疑問を持つ人もいるだろう。
Boston Retail Partners(BRP)の調査によると、現在アメリカにある大手小売店の約8%はApple Payをサポートしているという。しかし、アメリカにある約600万の小売店のほとんどは小規模であり、BRPは直接彼らと話をして調査したわけではない。
ただ、BRPでは北米の大手小売店の38%が今年末までにApple Payをサポートし、Apple Payは大手小売店の間で最も広く利用されるモバイル決算プラットフォームになるだろうと考えている。
この調査によると、大手小売店の56%は2017年末までにApple Payをサポートする見込みだ。
調査の実施時期は2014年11月と12月で、BRPは1月中旬に調査結果を発表したと同社広報がVentureBeatに語ってくれた。
現在同市場をリードしているのはPayPalで、サポートする小売店が13%に及ぶ。Appleの勢いを食い止めるためにPayPalは今年何をするだろうか? まず第一に、PayPalは実店舗で利用できるより良い支払い方法を開発する必要がある。
先週のAppleの収支報告で、CEOのTim Cook氏はPOSシステムサプライヤーからの話として、小売店がApple Payをサポートするシステムに強い興味を示していると述べた。
「登録する小売店はどんどん増えており、積極的に採用されています」とCook氏は語った。
「10月にローンチしましたが、ホリデーシーズンの間にいかに多くの店舗がApple Payのサポートを開始してくれたかを考えると、信じられないほどの、良い意味での衝撃を受けています」と彼は続けた。
また、本日の発表にてApple Payのサポート企業としてUSA Technologiesが加わり、20万ヶ所のコーヒーショップ、自動販売機、キオスク、コインランドリー、駐車場その他セルフサービスの場所でワイヤレス決済ターミナルをサポートする予定であることも明らかにした。
「2015年はApple Payの年になるでしょう」と彼は宣言した。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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