ユーザとの共創と企業間コラボレーションの両方を目指すプロジェクト「カクシン」がスタート

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カクシン

ビジネスパーソンがスタートアップに関わる機会を増やすマッチングサービス「サンカク」、ビジネスパーソンの企画力を重視した転職サイト「PLAN」など、新しいサービスをリリースしてきたリクルートキャリアが、また新たなサービスをリリースした。

本日リリースされたサイト「カクシン」は、テクノロジーを活用して、働き方に関する世の中のニーズに応える新しいプロダクトを生み出していくことを目的としている。

「カクシン」上では、クラウドファンディングサイトのように、アプリケーションやハードウェアなどのアイデアやプロトタイプが掲載される。写真や映像を使ってアイデアの内容を伝え、誰がこのアイデアの実現に取り組んでいるのかも、可視化される。

クラウドファンディングと異なる点は、掲載されるアイデアはリクルートキャリア発であること。ユーザ側のアクションはお金を出すことではなく、そのアイデアが実現したらそのサービスやプロダクトがほしいかどうかということを示すことなどだ。

そして、サイトの目的はファンディングではなく、ニーズの把握や顧客との接点づくり。最近、クラウドファンディングをテストマーケティングの一環として利用する事例も増えてきた。アイデアやプロトタイプを公開することで、ユーザの反応を見て、ニーズの有無を確認する。「カクシン」も、テストマーケティング的な利用の仕方を考えているという。

リリースのタイミングで掲載されているプロジェクトは、日報の作成を簡単にする営業チームのマネジメント「アプリ」、会議中のホワイトボードの内容をすぐにシェアできるアプリ「Boarding」、名刺入れとスキャナーが一体化したデバイス「ケースキャン」、Pepperを活用した職場環境づくり「Smile Robot」の4つ。



すでにアプリがリリースされているものやプロトタイプ段階のもの、R&D的な要素が強いものなど様々。これらのニーズを確認し、人々からフィードバックを受けていく。

「カクシン」はプロジェクトを掲載すると同時に、コラボ企業の募集を行っている。先日紹介したアクセンチュアのレポート「テクノロジービジョン2015」では、現在は「We Economy」と呼ばれる、企業同士が業界を超えて相互に補完し合い、経済が再形成される過渡期であるという考え方について触れていた。

「カクシン」の積極的にコラボレーションを求めていく姿勢は、こうした流れにも通じる部分がある。商品や新しい事業の生み出し方は様々な挑戦が行われるようになってきた。リクルートキャリアによる新たな取り組みが、どのような結果を生み出すのかに注目したい。

「カクシン」では、コラボ先企業としてスタートアップも歓迎しているそうだ。関心のあるスタートアップの人たちはコンタクトをとってみてはいかがだろうか。