中古車流通大手のガリバーがアクセラレータを始動、クルマや流通に関するビジネス開発を支援

SHARE:

gulliver-accelerator_featuredimage

中古車買取および販売事業を展開するガリバーインターナショナル(東証:7599、以下、ガリバーと略す)は8日、「ガリバーアクセラレーター」を開始すると発表した。このプログラムでは、起業家を対象に、クルマや流通に関する新規事業、ガリバーが持つ情報や人材を活用した新規事業を募集し、書類選考の結果、最終的に3〜5社のチームを選抜する。12月にはデモデイを開催し、優勝チームには100万円、準優勝チームには30万円を贈呈し、有望なプランには、最大2億円の出資や事業提携を行う計画だ。

一般的に事業会社がアクセラレータを開設する場合、既存のインキュベータやベンチャーキャピタルなどの支援を仰ぐケースが少なくないが、ガリバーアクセラレーターの事務局によれば、同プログラムでは、メンタリングやデモデイの審査員には外部にも支援に協力を求めるものの、基本的には、ガリバーの社単独での運用になるとのことだ。現時点で発表されているメンターの顔ぶれも、代表取締役である羽鳥由宇介氏を筆頭に、ガリバーの役員や社員で占められている。

プログラムに参加したスタートアップには、ガリバーが扱う年間21万台の車両流通情報、全国470店以上の店舗ネットワーク、中古車の値付けや査定に関するノウハウのほか、同社が提供しているドライバーのためのモバイルアプリ「Drive+」などに関する情報も提供される。「ガリバーアクセラレーター」へのエントリは8月3日で締め切られ、書類選考の結果、実際にプログラムへの参加が認められるかどうかは、8月29日のビジネスプランコンテストの場で決定される。

自動車業界がスタートアップに関わる事例としては、トヨタIT開発センターがテルアビブでハッカソンを開催した事例や、マツダ自動車が本拠地のある広島でピッチイベントを開催した事例がある。ガリバーは自動車の開発や生産ではなく流通に関わる企業であるため、流通や小売分野のサービスを得意とするスタートアップの方がシナジーを見出しやすいかもしれない。どのようなアイデアが寄せられたかについては、今後、状況が許せば、THE BRIDGE でもお伝えしたい。

----------[AD]----------