このイベントは金融系テクノロジースタートアップにとってひとつチャンスになるかもしれない。
野村総合研究所が7月29日に発表した「NRIハッカソン2016」はCEATEC JAPAN、東京海上日動火災保険、日本生命保険相互会社、 野村ホールディングス、みずほフィナンシャルグループ、三菱商事らが協力企業として参加する。
ハッカソン形式の「 HACKER AWARD」部門が9月に、プレゼンテーション形式の「STARTUP AWARD」が10月に開催される。開催概要についての詳細はこちらを確認して欲しい。
さて、ここ1年ほどだろうか、金融系テクノロジーの話題は目にしない日が無いほどの盛況ぶりとなった。ビットコインから派生したブロックチェーン技術、ロボットアドバイザーによる個人資産運用、会計にクラウドファンディングからデビッドカードまで、幅広い金融テクノロジー分野においてスタートアップするプレーヤーたちが現れている。
一方で金融には当然ながら安全性や厳格性、また商習慣への順応などが求められるという話をよく耳にする。
こういった金融系スタートアップが軒並み資金調達の際に大手金融機関を資本関係に組み込むなど、大手との連携を進めているのもそういった背景があるからだ。
今回開催されるNRIハッカソン運営事務局の話では、プレゼンテーション部門「STARTUP AWARD」でそういった大手との提携を視野に入れた成長期の金融系スタートアップとの連携、いわゆるオープンイノベーションの促進にも積極的だという。
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