ノルウェーを拠点に世界で事業を営む通信大手 Telenor Group は先週、2017年におけるスタートアップの主要トレンドと、アジアにおける起業家の課題や見解を調べるため、テクノロジー愛好家を対象に調査を行った。 この調査では、2017年にディスラプションが最も起きそうなセクターはロボティクスだと、約半数の調査対象者が回答した。2016年に最も革命的なテクノロジーとされた自動運転技術が、201…
ノルウェーを拠点に世界で事業を営む通信大手 Telenor Group は先週、2017年におけるスタートアップの主要トレンドと、アジアにおける起業家の課題や見解を調べるため、テクノロジー愛好家を対象に調査を行った。
バブルがはじけるとは思いませんが、金利の上昇と、リスクをより吟味する投資家があいまって、新しい基準に移行していくと思います。今年の初めには大規模なマーケットの調整が起こり、今後は成長は難しく、バーンレートの高い企業も生き残りにくいでしょう。しかしそれでも、競争力のある参入障壁を作り、資金を戦略的に運用し、効果的な Go To Market(市場に出る)ビジネスモデルを実行するような企業の価値は、市場で認められるでしょう。
金融サービスは米国 GDP の10%近くを占め、市場資金は何兆ドルもあります。紙幣(実物の貨幣)はだんだん意味をなさなくなり、より多くの取引がオンライン化され、銀行、保険、投資マネジメントといった物理的な所在地に根差した業界はすべてまとめて、より軽量で使いやすいオンラインの競合に根底から揺さぶられるでしょう。
AI は5年前の『ビッグデータ』になるでしょう。当初の大層な誇張は、飛び交うだけのバズワードでなく、実在の問題を解決する真のユースケースに落ち着いていくと思います。AI技術に根差した広範囲のアプリケーションにおいて、アプリケーション層とインフラストラクチャー層の双方に当社は着目し続けます。
アプリケーション層では、セキュリティ、データアナリティクス、マーケティング等のホリゾンタル市場で引き続き資金が投資され拡大するでしょう。金融サービス、ヘルスケア、小売業などのバーティカル市場では、より多くの企業が AI を用いてソフトウェアを構築していくと思います。インフラストラクチャー層では、マシンインテリジェンスやディープラーニングといった新規領域が、投資額の面からも成長していくでしょう。
今年は車の自動化がかなり進んだ年で、Tesla のオートパイロット機能で走った距離はこれまでのところ2億2200万マイルに到達しているらしい。Alphabet の Waymo はスピンアウトしてミニバンにその技術を統合するために Fiat Chrysler と提携した。Comma.ai は規制当局との戦いを止めて技術をオープンソース化した。Uber は自動運転車をカリフォルニア、じゃなかったアリゾナに持っていった。