
<ピックアップ> Is AI-powered personalized recommendation the next stage of China’s reading applications?
2016年7月にローンチされた読み物アプリ「Qing Mang Magazine(軽芒雑誌)」は、12月に開催されたプレスイベント以降、中国のベテランネットユーザ達から注目を集めている。そうした注目の一部はスター起業家 Wang Junyu(王俊煜)氏に向けられたものである。彼は昨年7月に前の会社を推定2億米ドルで Alibaba(阿里巴巴)に売却している。
人々の興味を引きつけているのは、Qing Mang Magazine が新たに導入したモデルだ。このアプリはインタレストベースのサブスクリプションモデルを採用している。ユーザは、興味のある特定のテーマを登録しておくと、そのテーマに基づいてアルゴリズムがキュレーションした記事のコレクションを受け取ることができる。中国において最速でユニコーン企業になった企業のひとつ、Toutiao(今日頭条) も同様のアルゴリズムを使ったスキームをここ2年ほど利用している。
<関連記事>
中国におけるコンテンツの3大配信チャネル
中国のモバイル市場には主要なコンテンツ配信チャネルが3つ存在する。その3つとは、モバイルニュースアプリ、パーソナライズド・ニュースアグリゲーター、そしてソーシャルメディアプラットフォームだ。
Qing Mang のモデル
Qing Mang は、上記3つのモデルに独自のイノベーションを組み合わせたものだ。同アプリはクオリティの高いコンテンツを揃え、プレミアムな読書体験を提供するサービスとして位置づけられている。中国における既存のサービスと比較して、チャットボットベースのインタラクション、インタレストベースのコンテンツキュレーション、読書体験の共有、スタイリッシュなレイアウトなどの特徴がある。
設立者で CEO の Wang Junyu 氏はインタビューの中で、このような読み物アプリの成長は「遅く、直線的で、長期的なプロセスになる」と語った。収穫の日がやってくるまで長い間待ち続けなくてはならず、スタートアップにとっては、忍耐と慎重さが必要とされる仕事になりそうだ。
BRIDGE Members
BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。- 会員限定記事・毎月3本
- コミュニティDiscord招待