本稿は DLD Tel Aviv 2017 の取材の一部である。
人口あたり起業率で世界のトップを走る国、「Startup Nation」の異名を持つイスラエルで、年に一度の同国最大のスタートアップカンファレンス「DLD Tel Aviv 2017」がで始まった。
DLD Tel Aviv のチェアマンを務めるのは、Mobile World Congress で併催される 4YFN や InnovFest Unbound などでもおなじみ、ICQ の発明者にしてイスラエルで最も有名な投資家 Yossi Vardi 氏だ。メイン会場となる、旧鉄道駅を改装したパブリックスペース HaTachana Compound を中心に、テルアビブ市内でミートアップやピッチイベントが繰り広げられることになる。
会場を歩いていると驚くのは日本人の多さだ。公式の発表はまだ無いが、テルアビブを拠点に事業展開している Aniwo 共同創業者兼 COO 植野力氏によれば、在イスラエル日本国大使館が昨夜開催したイベントには約100名、それ以外にも福岡市のデレゲーションや日本の大企業からの参加などで総勢200名ほどになるのではないかとのことだ。調べてみたところ、WIRED 日本語版 やエイチ・アイ・エスなどもツアーを組んでいるようで、数年後には、中東版の SXSW(サウスバイサウスウエスト)のような光景になるかもしれない。
期間中は、HaTachana 以外にもテルアビブ市内各所で、WeWork、地元銀行の Bank Leumi、ドイツの放送局 Deutsche Welle ほか、数多くの企業のスタートアップ支援部隊がピッチ・コンペティションを開いており、これらの場所でユニークなアイデアやテクノロジーを持ったイスラエル・スタートアップを見つけるのも人気の秘密となっている。
DLD Tel Aviv のアップデイトについては、追って詳しくお伝えする予定。
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