韓国発、EC向けコンピュータビジョン技術開発のOdd Concepts、シリーズAラウンドでStonebridgeとコロプラネクストから約2.6億円を調達

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Odd Concepts のチームメンバー
Image credit: Odd Concepts

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ソウルを拠点とし、E コマース向けのコンピュータビジョン(映像認識)技術を開発する Odd Concepts(오드컨셉)は11月10日、韓国 VC の Stonebridge Capital(스톤브릿지캐피털)と日本 VC のコロプラネクストからシリーズAラウンドで25億ウォン(約2.6億円)を調達したと発表した。これは、Odd Concepts にとって、昨年 KB Investment(KB 인베스트먼트)から実施した10億ウォンの調達に続くものだ。累積調達金額は35億ウォン(約3.6億円)。

2012年5月、Odd Concepts は、コンピュータビジョンとマシンラーニングを活用した映像検索技術を開発している。当初は映像認識エンジン「OddEye」を使い、ロッテデパートとの協業では同社のモバイルアプリ「elLOTTE」から顧客を実店舗に誘導するなど、O2O 領域でサービスを展開していた。今年2月には、ディープラーニングを使ったファーションコーディネイト・エンジン「Deeplook」をローンチ。ローンチから8ヶ月間で、月間トラフィック9,000万件、ユーザ数200万人を獲得した。

Odd Concepts は技術とビジネスモデルに関する特許を15件取得、さらに12件を出願している。Deeplook は韓国国内の大手 EC サイトに導入されており、現在10以上の大型 EC サイトとの交渉を始めているとのことだ。 Stonbridge Capital およびコロプラネクストは今後、韓国国内や日本を含む世界市場でのビジネス開発で協力するとしている。

「Deeplook」は、形・色・パターンなどの視覚要素を判断し、同一商品や類似商品を検索して推薦してくれる。本写真は、ショッピングアプリで商品がオススメされる事例。
Image credit: Odd Concepts

via Platum

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