
Image Credit: Intercom
オンラインビジネス向けに、さまざまな顧客応対プロダクトを提供する Intercom は今日(原文掲載日:3月27日)、Kleiner Perkins Caufield and Byers のリードにより、1億2,500万米ドルを調達したと発表した。今回参加した投資家は、新規に GV のほか、既存投資家は Bassemer Venture Partners、Index Ventures など。今回の資金注入を受け、Intercom の投資受入後評価額は12億7,500万米ドルとなった。
サンフランシスコを拠点とする Intercom の現在の顧客数は25,000社で、Airtable、New Relic、Product Hunt、Shopify、Sotherby’s などがいる。同社は、顧客企業が使うプロダクトの種別や従業員数に応じて月間利用料を徴収しており、料金は月額29〜49米ドルの間。
Messages、Inbox、Articles などのプロダクトは、企業が新しい顧客を獲得したり、ユーザとチャットしたり、セールス努力を契約に結びつけたりするのを支援する。Intercom は昨年9月、セールス向けの Live Chat をローンチした。Intercom は、月あたり5億件の会話、つまり年間で60億件の会話を支援していると述べている。この分野の競合は、Zendesk、Freshdesk、Marketo などだ。
これまでに、Intercom は総額2億4,100万米ドルを調達している。同社は今回調達した資金を使って、プラットフォームのさらなる開発、機能追加のほか、今後18ヶ月間かけてプロダクトやエンジニアリングチームを倍増させるとしている。
Intercom 共同創業者で CEO の Eoghan McCabe 氏は、VentureBeat へのメールで次のように書いている。
最近は、セールスやマーケティングチーム向けのツールを中心に成長しています。我々の顧客が、ウェブサイト訪問者へのエンゲージメントを高めるために Intercom の Messenger を使うと、コンバージョンレートやセールスが82%向上します。こういう形で Intercom を使うインターネットビジネスには、巨大な事業機会があります。企業の成長加速を支援するプロダクトの開発に集中していきます。
Kleiner Perkins のパートナー Mary Meeker 氏が、Intercom の取締役会に参加することになる。
2011年に設立された Intercom には現在、サンフランシスコ、ダブリン、シカゴ、ロンドン、シドニーのオフィスに500人に満たない程度の従業員がいる。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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