中国のストリーミング大手Tencent Music(騰訊音楽)、アメリカでIPOを申請か

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中国のストリーミング大手 Tencent Music(騰訊音楽)は9月7日、アメリカでのIPOを申請したようだ。信頼のおける Wechat(微信)アカウント「IPO Zaozhidao(IPO 早知道)」によると、同社は時価総額310億米ドルで20億米ドルの資金を調達する意向である。

7月には、親会社の Tencent(騰訊)が音楽事業をスピンオフし、「アメリカの著名証券取引所」に上場させる計画を明らかにしていた。IPO 実施は10月18日と噂されており、Goldman Sacks と Morgan Stanley が引き受けを行う。

Tencent Music は QQ Music(QQ 音楽)、Kugou(酷狗)、Kuwo(酷我)を運営している。2017年12月の情報によると、Tencent Music は7億人の月間アクティブユーザ(MAU)、楽曲は1,700万曲、有料サービス加入者は1億2,000万人を擁する。

噂の的となっている同社の時価総額は、これまで堅調に増加してきた。2017年には100億米ドルになるとみられていたが、いまや300億米ドルの水準だ。さらに、Tencent Music は今年、Hurun(胡潤)の「Greater China Unicorn Index(大中華区独角兽指数=大中華圏ユニコーンインデックス)」に初めて選出された。

この3年でみると、有料会員、ライセンス供与、広告の増加で利益が大幅に増加している。2016年の営業収益は約50億人民元(約820億円)、純利益は6億人民元(約98億円)ほどだった。翌年には、収益が94億人民元(約1,540億円)、純利益は18.8億人民元(約308億円)に到達した。この増勢は今後も継続するとみられており、2018年の収益は170億人民元(約2,780億円)が予想されている。

Tencent Music の3つのストリーミングアプリは、相当の市場シェアを占有している。競合には Alibaba(阿里巴巴)、NetEase(網易)、Baidu Music(百度音楽)がいる。うち Baidu Music は2015年に Taihe Music(太合音楽)と合併し、2018年に Qianqian Music(千千音楽)へとブランド名を変更した。

競争はあるにせよ、政府がライセンスを受けていない楽曲を提供するサービスを規制している中、業界大手は著作権をめぐり提携を進めている。2017年には、Tencent Music と Ali Music Group(阿里音楽集団)が音楽著作権で提携した。この後、著作権を巡る紛争ののち NetEase Music(網易音楽)とクロスライセンス契約を締結した。国際的な音楽配信大手の Spotify とも提携している。

【原文】

【via Technode】

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