CES 2020: 未来のトイレには、毎日を快適にしてくれるテクノロジーが満載

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P&G のトイレットペーパーブランド Charmin の出展したポータブルトイレ「V.I.Pee」
Image Credit: Dean Takahashi

この数年間でスマートトイレは爆発的に成長し、現在はありあふれている状態。CES 2020 では、多くの企業が未来のトイレに向けた新しい技術を紹介した。

トイレの洗浄、清掃、環境コストの削減などのタスクの自動化についてのものばかりだ。これがディスラプティブなイノベーションの定義を満たしているかどうかはわからないが、VentureBeat がお墨付きを与えよう。筆者を笑わせてくれるテクノロジーの定義に確実に適合し、筆者が取材したいと思う対象だ。

筆者は、まだ世界中に均等に分配されているわけではないトイレに、いくつかの重要なブレークスルーがあったと思う。これらのほとんどは日本で作られており、ビデとお尻の乾燥機はトイレットペーパーのために木を切る必要がないことを意味する。また、Bill Gates 氏に関する Netflix のドキュメンタリーをまだ視ていないなら、世界で最もスマートな人物である彼が、病気と闘い、汚染を減らすためのカギとして、発展途上国向けの持続可能なトイレに取り組んでいることを知ると良いだろう。

Shine Bathroom Assistant

Shine Bathroom の CEO Chris Herbert 氏。Shaine Bathroom Assistant と共に。
Image credit: Dean Takahashi

Shine Bathroom の CEO Chris Herbert 氏は、電解水を生成するガジェット「Shine」を開発した。このガジェットは採取した水道水に塩ポッドを入れ電流を流す。混合物は塩と水の分子に分解され、水酸化ナトリウムと次亜塩素酸が生成される。水洗すると混合物のミストが便器に送られ、便器の消毒と脱臭が行われる。Formula 409 や Lysol と同じくらい効果的だが、有害な化学物質は一切使用していない。塩水は便器から洗い流される。

この混合物は以前から存在しており、何十年もの間、寿司を衛生的にするために使用されてきたのと同じ化学物質を含まないクリーナーだ。また、Shine は、トイレのパイプに漏れがあるかどうかを検出し、見つかった場合は警告を送信する。

Numi 2.0 Intelligent Toilet

Numi 2.0 Intelligent Toilet
Image Credit: Dean Takahashi

Kohler

CES 2020 でデビューした、Kohler の非接触トイレ
Image Credit: Kohler

Kohler は、ヒーターを備えた便座、お尻をきれいにするビデ、内蔵 Bluetooth スピーカーを備えたトイレを出展した。また、色のついた環境照明と Amazon Alexa 連携も備えており、トイレと話すことも可能だ。

Kohler の新しい「Touchless Toilet」は、トイレのフラッシュレバーに備えたセンサーを使って、非接触の水洗機能を実現。レバーの前に手をかざすと、バクテリアを広げることなく洗い流すことができる。フラッシュレバーにはナイトライトも備わっており、Kohler アプリで調整が可能。商用トイレで一般的な技術を家庭に持ち込んだ。

Toto Neorest NX2 Intelligent Toilet

TOTO の Neorest NX
Image Credit: Toto

日本の TOTO は世界最大のトイレメーカーで年間売上高は52億米ドル。 CESでは、プレミストなどの技術を披露した。プレミストは、便器に細かいミストの水を吹き付けて、ウンチが表面に付着する可能性を減少させる。ナノテク塗装でトイレをイオンバリアで覆うセフィオンテクトも出展した。トイレ表面をウンチが滑りやすくし、カビなど寄せつけなくするものだ。

TOTO は、水洗1回ごとに使う水が1.28ガロン(約4.8リットル)で済む、縁のない便器「Tornado Flush System」も紹介した。また、便器、ウォシュレット、ネオレストをきれいに保つミスト「Ewater」も出展した。TOTO には、すでにさまざまな便座暖房、自洗型、ビデ付きのトイレがある。トイレで日本人に勝つことはできない。

Neorest NX2 Intelligent の価格は12,800米ドル。紫外線と二酸化チタンの便器を組み合わせ、微細な廃棄物を取り除くセルフクリーニングタンクを備える。また、専用の消臭剤を備える。

Charmin RollBot、SmellSense、V.I. Pee

Charmin は、CES で最も生意気な製品を出展していた。P&G のトイレットペーパーブランドである Charmin は、トイレにいる間に Charmin のペーパーロールを持ってきてくれるロボット「RollBot」と、トイレに悪臭がある場合に警告する「SmellSense」を CES 2020 に出展した。そして、筆者はバーチャルリアリティを使ったポータブルトイレ「V.I. Pee」を試すことができた(訳注:pee はオシッコの俗語表現)。

筆者は、Oculus Rift S VR で拡張されたプレミアムなポータブルトイレに座った。筆者をコンサートイベントの最前列へと転送してくれ流ので、座っている間に「ビートを見逃す」ことは無いだろう。見るものはあまりないが、宣伝されている通り居心地が良いものなら、筆者は一日中でもただ座っているかもしれない。

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【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】