垂直型農業システム開発のiFarm、シードラウンドで400万米ドルを調達——AIとドローンで都市農業の自動化を目指す

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iFarm は、AI とドローンを使って密閉された空間で果物や野菜を栽培する自動化システムを拡張するため、400万米ドルの資金調達を行った。Gagarin Capitalがこのラウンドをリードし、Matrix Capital、Impulse VC、IMI.VC、一部のビジネスエンジェルからの出資も含まれる。

このフィンランドのスタートアップは、呼ばれる垂直型農業システム「iFarm Growtune」を開発している。iFarm は、消費者により近い場所で、条件を注意深くコントロールできる空間で食品を栽培することで、環境への影響を抑えながら、より新鮮な食品を生産することを約束している。

iFarm の共同設立者で CEO の Max Chizhov 氏は次のように述べている。

屋内農園の最大の利点は、どこにいても一年中栽培できることだ。(中略)

そして、ソフトウェアの使い方や栽培方法を知っている特別な技術者や農学者は必要ない。

自動化や AI やロボットと農業はますます融合しつつある。パリに拠点を置く Agricool は、都市部でイチゴを栽培するために、輸送用コンテナに自動化されたシステムを設置している。そのほか、自律型農業ロボットを構築する Naïo Technologiesポリカルチャーガーデニング(複数種作物栽培)のための AI システムを開発するバークレーの研究室、収穫時にブドウを運搬する自律型の乗り物を作る Burro、機械学習を利用して農家が農薬を使わずに作物を保護するのを支援する Enko Chem などがいる。

Image credit: iFarm

一方、iFarm は、企業や農家を中心としたクライアントと協力して、倉庫や工場、地下室などのスペースにシステムを設置している。

iFarm のシステムでは、最大5メートルの高さに積み上げられた長いラックに苗床を設置。センサーの配列が照明や湿度を監視し、調整する。ドローンにはコンピュータビジョンが搭載されており、作物の成長を追跡し、システムのアルゴリズムに必要なデータを提供する。

同社は、植物の成長に関する科学的なデータと、実際の農場から得られたデータをシステムに与えることで、このアルゴリズムを開発した。同社のプラットフォームは、植物の大きさや重さを測定することで、農家が生育条件を調整するのに役立つ。また、コンピュータビジョンを使用して潜在的な病気を検出することで、生産者が化学薬品の使用を回避できるようにしている。場合によっては、システムが自動的に微気候を調整するが、スタッフに推奨事項を提供することもできる。

iFarm は現在、3,000平方メートルから5,000平方メートルの規模の農場を顧客に提供している。同社はこれまでにフィンランド、スイス、イギリス、オランダ、アンドラ、ロシア、カザフスタンの11の農場の開発を支援してきた。Chizhov 氏によると、iFarm は今回の新たな資金調達を利用して iFarm Growtune の開発を継続し、ヨーロッパや中東の新たな国に進出する予定だという。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】