
Oryx Visionは、自動走行カー向けに新しいライダーを開発している。
Image Credit: Oryx Vision
変化が速いイスラエルの自動運転カーエコシステムに、新たな動きがあった。物体検知応用テクノロジーを開発する Oryx Vision が5,000万ドルを調達したのだ。
ペタク・チクヴァを拠点とする同社は、ライダー(光を使った物体検知と測距)カメラの製造プロセスをシンプルにする新技術を開発している。 ライダーは、自動走行カーが周囲のエリアを捉え、理解するためには欠かせない部品である。
今回の資金調達は、前回の調達から15ヶ月後のことだ。これまでに調達した額の合計は6700万ドルにのぼる。今回のラウンドは、Third Point Ventures と WRVが主導した。その他、Union Tech VenturesやBessemer Venture Partners、Maniv Mobility、Trucks VCといった投資家も参加している。

Image Credit: Oryz Vision
同社によれば、今回の資金はライダー技術の開発の速度を上げるため、また自動車メーカーなど第三者との提携を引き続き模索するために使われる予定であるとのこと。同社は、来年後半には最初の製品を実際に自動車でテストできるようにしたいと計画している。
Oryx のコーファウンダー・CEOの Rani Wellingstein 氏は、発表資料で次のようにコメントしている。
Oryx は、自動車向けのライダーの主要な必須条件ーー測定距離の長さ、高解像度、低価格ーーのすべてを満たす初めてのソリューションを開発しています。妥協なしにです。このような洗練された投資家に、私たちのビジョンを信じていただき、そしてこのリソースを用いてこの技術をマーケットに早くかつ高い品質でもたらすことができることを喜ばしく思います。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
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