本日、年次ハードウェアイベントでAmazonは「Ring」ブランドの新たなデバイスを発表した。家や車を対象にしたバラエティ溢れるラインナップが登場したのだが、やはり特に目を引いたのがRing Always Home Camになるだろう。これは部屋の中を飛んですべての状況を監視する小型ドローンであり、郵便物が届くとユーザーにお知らせしてくれる郵便受けセンサーも付いている。
Always Home Camを除けばRing の新製品は特に目新しいものや画期的なものはなかったのだが、それよりも重要なのはこれらのデバイスが発表されたタイミングだ。マザーボード調査でRingのデバイスがサイバーアタックに利用されたという内容を含むフォーラムが発見され、米下院の監視改革委員会が法執行機関と共にRingのデータ共有パートナーシップに関する調査を開始した数カ月後、という時期だったからだ。
というわけで今日のAmazonは、プレゼンテーションの中で繰り返し義務付けられた二要素認証ソリューションを含むセキュリティとプライバシーへのコミットメントを強調し続けていた。
とはいえ、Always Home CamはRingのラインナップに加えて最も興味をそそられる製品であるのは間違いない。250ドルのクワッドコプターは、ノイズを頼りに事前に設定された通り道に沿ってホバリングする。動作中は1080pのビデオを記録し、電池がなくなると自動的にドックに着陸する。
Ringの創業者であるJamie Siminoff氏はThe Vergeの取材に対し「障害物回避型の密閉型プロペラを搭載したAlways Home Camは開発に何年もかかったと語っている。このドローンは家庭内にマップをつくり、キッチンや寝室などで特定の視点を作ることができるそうだ。オンデマンドに飛ぶように命令することもできるが、リンクされたリングアラームシステムが何かの妨害を検出した時に飛ぶようプログラムすることもできる。(次につづく)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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