チャレンジャーバンクの「Kard」はZ世代家族にフォーカスした戦略を展開

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ピックアップ:Kard raises another $3.5 million for its challenger bank for teens

ニュースサマリー:Z世代向けチャレンジャーバンク「Kard」は23日、昨年のシードラウンドに引き続き350万ドルの資金調達を実施したと発表した。これにより、同社はシードにて700万ドルの調達を完了したこととなる。Founders Futureがリード投資家として主導し、その他エンジェル数人が参加している。

話題のポイント:Kardは主にZ世代、特に10代の需要に合わせた戦略で金融サービスを提供しています。月額サブスクリプションを採用し、家族単位で月に約5ドル(4.99ユーロ)でサービスの利用が可能です。例えば同じチャレンジャーバンクのN26やChimeなどは、利用者からのサブスクモデルを打ち出していませんが、同社はあえて有料化することで10代の子供を持つ家族が利用しやすくなるような付加価値を提供しています。

具体的には、保護者が直接的に子供の口座を管理できるようアプリからすぐに入金できる点や、振り込み頻度のスケジューリングをフレキシブルに設定することができるなどです。また、口座を保有していれば自動でスマホ損傷保険を利用でき、ティーンの求める機能が今後も増え続ける雰囲気を見せているのも特徴です。

他のチャレンジャーバンクも、既存金融機関が実現できない関連機能を続々と実装していますが、同社では金融をベースとした包括的なライフスタイルサービスの提供も視野に入れているようです。例えば収益軸を月額利用料に置くことで、低金利な学生ローンも実現するかもしれませんし、また、10代の内から家族単位でお金の運用をすることで、投資体験を身近にできることも利点の一つです。

小さいころから始めるお金の教育が注目される中、「Kard」を始めとするZ世代+家族にフォーカスしたチャレンジャーバンクは大きな需要を集める気がします。

共同執筆:「.HUMANS」代表取締役、福家隆氏