政府がEC規制を強化、モバイルバッテリーレンタル「怪獣充電」の米IPO申請など——中国テックシーン・アップデート

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Image credit: TechNode / Emma Lee

中国の市場規制当局は先週、E コマース市場の新たなイノベーションに対処する一連の新規則を展開した。中国最大のシェアリングエコノミー企業2社が、アメリカで上場を申請した。オンライン住宅会社 Beike(貝殼)は初の黒字を達成し、格安化粧品ブランド「Perfect Diary(完美日記)」の親会社は、第4四半期に売上高急増にもかかわらず赤字を計上した。

中国の E コマースにさらなる規律を

中国の市場規制当局は15日、ライブストリーミングによる販売、ユーザデータのプライバシー、強制的な独占権など、進化し続けるこの分野の最近の動向に関連する一連の電子商取引法を発表した。動点科技

シェアリングエコノミーの巨人らが IPO へ

  • ソフトバンクが支援する中国のモバイルバッテリーレンタル会社 Energy Monster(怪獣充電)が、アメリカでの新規株式公開を申請した。2月の IFR の報道によると、同社は3億米ドルの調達を目指しているという。目論見書によると、同社は Alibaba(阿里巴巴)傘下 Taobao China(淘宝)と CMC(華人文化産業投資基金)の CMC Moonlight Holdings がリードしたシリーズ D ラウンドで2億米ドルを調達し、続いて CGI と Hillhouse Capital(高瓴資本)が参加した。同社の2020年の総売上高は、2019年の20億人民元から前年比38.9%増の28億人民元(約469億円)となった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で人々が公共の場で過ごす時間が短くなったため、同社の純利益は2019年の1億6,660万人民元(約27.9億円)から2020年の7,540万人民元(約12.6億円)へと半分以上減少した。SEC への申請内容
  • Bloomberg が引用した情報筋の話によると、レンタサイクルの Hello Global(哈囉出行)は、アメリカ市場での IPO に向け米国証券取引委員会(SEC)に内密に申請した。関連記事

決算シーズン

  • 中国のオンライン住宅会社 Beike(貝殼)は15日、第4四半期の売上高が前年同期比57.6%増の227億人民元(約3,800億円)となり、11億人民元(約184億円)の純利益を計上したと発表した。2019年第4四半期は31億人民元(約519億円)の赤字だった。第4四半期の総取引額は前年同期比で65.4%改善。12月期の純利益は280万人民元(約4,690万円)で、昨年8月の株式公開以来、初めての黒字となった。貝殼
  • 廉価版化粧品ブランド「Perfect Diary(完美日記)」の親会社 Yatsen Holdings(逸仙控股)は、マーケティング費用の高騰により、第4四半期の純損失が15億人民元(約251億円)に達した。昨年第4四半期は4,620万人民元(約7億7,300万円)の純利益だった。第4四半期の売上高は、ユーザ数増が貢献し、前年同期比71.7%増の19億人民元(約318億円)だった。財新

ライブストリーム EC

中国のライブストリーム EC 市場規模は、2019年の4,338億人民元(約7兆2,600億円)から2020年の9,610億人民元(約16兆円)と前年比121.5%増加したが、成長率は226.2%から減速した。また、ライブ配信で購入する買い物客は、2020年の5億8,700万人から、2021年には8.2%増の6億3,500万人になると予想されている。艾媒

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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