ようやく「Clubhouse」にAndroid版が登場

SHARE:

ピックアップ:Clubhouse begins rolling out beta version for Android

音声ソーシャル「Clubhouse」はようやくAndroid版をリリースした。日曜日に同社がβ版として公表したもので利用は無料。同社のアナウンスによれば、まず英語圏での提供を開始し数日から数週間以内で全世界公開となるとしている。iOS同様、招待制での利用となる。

話題のポイント:若干の今更感もありつつ、音声・常時接続ソーシャルの世界観はまだまだこれからということを考えると悪くないタイミングなのかなとも思ったりします。ようやくClubhouseのAndroid版が出ました。iOSのリリースから約1年後です。

私がAndroidユーザーでないため、細かいβ版の機能を確認できていないですが、ブログによれば決済(投げ銭)やクラブ作成といったサービスはまだ追加されていないようで、これらを実装してからより広範囲でのリリースに臨むようです。

世界的なロックダウンによる「雑談不足」が引き金になって、日本でも一気に爆発したClubhouseですが、以前、Z Venture Capitalの堀新一郎さんが「まあ、飽きるよね」と言っていた通り、勢いが続くことはありませんでした。

理由はいくつかありますが、インフルエンサー系の人たちにしてみたら自分のファンがすでにいるYouTubeだったりInstagramなどで話題を提供した方がエンゲージメントが高いわけで、そりゃそうだ感はあります。

ただ、私もその後、公開取材などで細々と続けているのですが雑談的な面白さそのものは失われたわけではなく、これまであまり爆発してこなかった日本におけるポッドキャストや次のソーシャルメディアとしての新たなきっかけにはなるのではと個人的には思っています。

ここ最近は評価額の方ばかり話題になっていて、Twitterとの買収協議で40億ドルの評価が封じられた後、シリーズCラウンドの動きが報道されていました。引き続きAndreessen Horowitzがリードしたもので、DST GlobalやTiger Global、Elad Gilらが参加しています。

ライバルもTwitterがSpacesを全てのユーザー向けに提供開始したほか、DiscordはStage Channelsを追加し、FacebookやSpotify、Slack、LinkedIn、Redditもそれぞれにオーディオ機能を追加する予定とされています。

また、クリエイター向けの施策も展開しており、投げ銭機能に続いてClubhouse主催での支援プログラムでは50件のオーディオショーに資金提供することを発表しています。立ち上がりこそスタートアップ界隈での有名人が話題提供の担い手でしたが、前述の通りそれだけでは続かないので、こういったクリエイター、マイクロインフルエンサーの囲い込みは当然の成り行きです。こういった点は英語圏中心に進むでしょうから、日本については国産ソーシャルにまだまだアドバンテージがありそうです。