中古品売買アプリ、おかず店ブランドが大型調達など——韓国スタートアップシーン週間振り返り(9月13日~9月17日)

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本稿は、韓国のスタートアップメディア「Startup Recipe(스타트업 레시피)」の発表する週刊ニュースを元に、韓国のスタートアップシーンの動向や資金調達のトレンドを振り返ります。

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9月13日~9月17日に公開された韓国スタートアップの調達のうち、調達金額を開示したのは18件で、資金総額は1,793億ウォン(約167億円)に達した。

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主なスタートアップ投資

  • おかず店ブランド「SuperKitchen(슈퍼키친)」を運営する SuperMakers(슈퍼메이커즈)が200億ウォン(約19億円)を調達。生産と販売の両方を直接管理するおかず中心の新鮮食品プラットフォームで、生産、物流、販売のすべてを運営する。調達した資金は、モバイルアプリの開発とオンラインモール新設に活用。スマート物流システムを導入し、販売能力を強化する予定。
  • 嗜好をベースとした中古品取引プラットフォーム「ポンゲ・ジャント(번개장터、雷市場)」が新韓金融グループ(신한금융그룹)から300億ウォン(約28億円)を調達。金融と中古品取引プラットフォームの戦略的シナジー効果創出のために投資が実行された。ポンゲ・ジャントは、新韓カードと販売店の活性化と、これを活用したデジタルコンテンツの開発で戦略的に協業する予定。…… 関連記事
  • オンライン販売の統合管理プラットフォーム「SellerHub(셀러허브)」が170億ウォン(約16億円)を調達。累積調達額は249億ウォン(約23億円)に達した。国内20余りのオンラインショッピングモールへの商品露出、販売を一括で処理できるプラットフォームを提供。9月までの累積加入店は3万2,000店舗あまり、累積取扱高は2,300億ウォン(約21億円)を突破した。
  • 自動運転ソリューション企業 Autonomous a2z(오토노머스에이투지)が160億ウォン(約15億円)を調達。累積調達額は181億ウォン(約17億円)に達した。LiDAR 信号処理技術と認知・判断・制御フルスタックのアルゴリズムで、最適な走行戦略を立てるソリューションを開発。今回の調達で、2027年に完全自動運転車を量産するための開発に着手する。
  • グローバルエンターテイメントプラットフォーム「Makestar(메이크스타)」が140億ウォン(約13億円)を調達。K-POP プラットフォームで、全世界230カ国のユーザが利用し120カ国での売上。8月の売上高は40億ウォン(約3.7億円)を突破した。 NFT エンターテイメントコンテンツの導入と、メタバースを活用したバーチャルアーティスト分野への進出を計画。

トレンド分析

今週のトレンド分析は、BRIDGE 既載記事「ローンチから2年で時価総額77.5億米ドル、Hopin 急成長を支えた19のステップ」とほぼ同一内容のため省略します。

【via StartupRecipe】 @startuprecipe2

【原文】

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