本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」に掲載された記事からの転載
グルメ SNS「シンクロライフ」を運営する GINKAN は、九州北部を中心にガスエネルギー事業を展開する西部ガスグループとの資本業務提携を締結したと発表した。西部ガスの子会社でスタートアップ投資を行う SG インキュベートからは、非開示額の資金調達を行う。また、西部ガスグループの中華料理チェーン「八仙閣」が、シンクロライフに加盟店参画することが決定している。
今回の資本業務提携を受けて、GINKAN は福岡市を中心とした西部ガスの取引先飲食店に対し、飲食店マーケティング DX プラットフォームを活用した店内販促のデジタル化、ロイヤル客の育成が可能となる CRM サービスの提供を目指す。西部ガスは、2020年から飲食フランチャイズ事業に参画、飲食店支援クラウドファンディングを実施するなど、飲食店支援を行っている。
2012年10月にローンチしたシンクロライフは近年、「口コミへの不審感」と「検索の煩雑さ」から解放されるよう、AI飲食店レコメンドとブロックチェーンを活用した暗号通貨ポイントを活用したコミュニティ確立に傾倒してきた。2019年7月から、シンクロライフ加盟店で食事することで暗号通貨ポイントがもらえるサービスを開始。店はリスクフリーでマーケティング展開できるようになった。
シンクロライフは飲食店にとって、マーケティング活動の一元化ツールとしても機能し、ユーザの属性や生活圏、来店頻度、利用金額に応じた最適なマーケティング施策を打てる。加盟店導入費用無料、完全成功報酬型のモデルが受け入れられ加盟店を増やしており、食事で暗号通貨ポイントが得られる加盟店は全国に1,500店舗以上、32万件の食レビューと12万件以上の飲食店が掲載されている。
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