印テレコム最大手Reliance Jio、次世代Wi-Fi技術の米Mimosa Networksを6,000万米ドルで買収

SHARE:

Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから


Image credit: Mimosa Netoworks

インドのコングロマリット Reliance Industries Limited(RIL)のデジタルベンチャー部門 Jio Platforms のアメリカ子会社 Radisys は、Mimosa Networks を売掛・買掛金無しの6,000万米ドルで買収した。

カリフォルニアに拠点を置く Mimosa は、Wi-Fi5 および Wi-Fi6 技術に基づく無線ブロードバンドソリューションの提供に特化している。Mimosa は2018年にアメリカの通信事業者 Airspan Networks に買収され、以来、傘下にあった。

Jio Platforms は、Mimosa の主要顧客となっている。また、Airspan の株主でもある。

買収後も、Mimosa の製品開発、製造、販売チームは同社に残る。

Jio Platforms 社長の Matthew Oommen 氏によると、この買収は、消費者や企業に費用対効果の高い通信製品を提供するという Jio の戦略を推進することが期待されるとのことだ。この取引は、一定の規制条件に従い、2023年の第3四半期に完了する予定だ。

2020年、Reliance は Jio のために大規模な資金調達を行い、KKR、GIC、Facebook などの投資家から総額250億米ドルを調達した(詳細は、Tech in Asia のビジュアルストーリーを参照)。Jio は、クラウド、マーケティング、物流など、Reliance の多くの事業の中核を担っている。

先月、Jio はインドの100以上の都市で 5G の導入を完了したと発表した。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する