リモートワークのキャスター、東証グロースに上場へ

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Image credit: Caster

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。

宮崎に本社を置き、全国を対象にオンラインアシスタントサービス「CASTER BIZ(キャスタービズ)」など人材事業を展開するキャスターは30日、東京証券取引所への新規上場申請を実施し、承認されたことを発表した。市場区分はグロースで証券コードは9331。35万株を公募し、売り出し分は無し。なお、オーバーアロットメントは5万2,500株。主幹事は大和証券が務め、上場予定日は10月4日。

価格の仮条件は9月14日に決定し、ブックビルディング期間は9月19日から9月25日を通して実施される。最終的な公開価格決定日は9月26日。

公募を含む上場時の発行済み株式総数が190万7,960株で、想定価格の650円から算出した企業評価額はおよそ12.4億円規模。同社公開の有価証券届出書によれば、2022年8月期の通期売上高は33億3,800.1万円で経常損失は1億6,178.4万円となっている。

同社の創業は2014年9月。現在、同社主力サービスの CASTER BIZ は、秘書や人事、経理、翻訳などのコーポレート系業務を中心に、オンラインでサポートできる人材「オンラインアシスタント」を提供する。同社に登録するオンライン人材は800名以上で、サービス利用企業は2021年段階で累計2,900社を超えている。

主要株主は、インキュベイトファンドが2つのファンドを通じて25.24%、創業者で代表取締役の中川祥太氏の資産管理会社ブルーマンデイが20.05%、WiL が11.1%、大和企業投資が9.33%、STRIVE が6.08%、中川氏が3.54%、Green Co-Invest が3.32%、SMBC ベンチャーキャピタルが2.8%、Gunosy Capital が2.43%、取締役の石倉秀明氏が1.7%、ディップ(東証:2379)と山口キャピタルがそれぞれ1.21%と続く。

<キャスターのこれまでの軌跡>

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