「CogniToys」は、子どものありとあらゆる質問に応えてくれるスマート・トイ。
子どもの問いかけた内容はインターネットからクラウドサーバーに送られ、IBMのスーパーコンピュータ「Watson」が処理して答えを導き出し、CogniToysが楽しく答えてくれるというものだ。
「月までの距離はどれくらい?」と問いかけると「だいたい25万マイル(約40万キロメートル)だよ」と答え、「僕の好きな色はオレンジ色なんだよ」と話すと「君が好きなのはオレンジ色だね。覚えておくよ」とCogniToysはスマートに会話を展開する。
CogniToysの人工知能は子どもと交わした会話の内容を覚えて進化していく。
「CogniToys」を開発するElemental Path社のドナルド・クーリッジ氏は「子どもの学習方法を変えるツールです」と話している「CogniToys」はKickstarterで5万ドル(約600万円)を目指して出資を募集、99ドル(約1万2000円)で1体手に入れることができる。
ちなみにIBMは2015年2月10日にソフトバンクテレコムとの提携を発表、Watsonの「日本語対応」を表明。ソフトバンクロボティクスのロボット、Pepperに活用するものと思われる。
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する