nana musicが提供する音楽SNSアプリ「nana」の登録ユーザ数が200万人を突破した。
nanaは、スマホを利用していつでもどこでも誰とでも、カラオケ・合唱・バンドセッションといった音楽を楽しむことができるアプリとして、2012年11月にリリースした。
同アプリがユーザ数を100万人を突破したのは、2015年6月。同年12月にはユーザ数は150万に達した。100万ユーザに達するのにかかった時間を考えると、速度が上がってきていることが見て取れる。
現在、nanaユーザの6割以上は10代の中高生。毎日5万曲以上の楽曲が投稿されているという。
雑誌Popteenの専属モデル前田希美や、男性グループXOXの木津つばさなどの若者に人気の有名人もnanaを使って歌声を投稿しており、コミュニティの活性化を牽引した。
nanaはオンラインのサービスでありながら、オフラインの活動にも積極的だ。イベントを積極的に開催し、ユーザ同士が交流する場を設けていた。
2013年1月にnana musicと業務提携を結んだ島村楽器の店舗には、nanaのスペースも開設され、オフラインでユーザにリーチする機会も増えてきている。
ユーザ数も増え、良いユーザコミュニティも構築できているnaanの課題はマネタイズだ。nana music 代表取締役の文原明臣氏は、マネタイズに関して下記のようにコメントした。
文原氏「今季は動画広告、プレミアム会員を始めとしたマネタイズ施策を実施していきたいと思っています。実は、3月からテスト的に動画広告を実施しており、期待できる数字が既に出てきております。
プレミアム会員は夏から秋頃の導入を予定しております。プレミアム会員では、nanaがより便利に利用できるオプション機能を中心に提供していく予定です。ビジネス化がうまく進めば、機能追加のみならず、さらなる付加価値をユーザに提供できるため、頑張っていきます」
これまでのnanaの軌跡はこちらから確認できる。
https://thebridge.jp/curation/nana
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