Airbnb のオフィス版、または、商業スペース版の異名を持つ FlySpaces は、マレーシアを拠点とするコワーキングスペースのマーケットプレイス 8spaces を買収したと発表した。
マニラを拠点とする FlySpaces の創業者 Mario Berta 氏は e27 に対し、今回の買収が昨年8月に開催されたカンファレンス「Geeks on the Beach」以来続けられていたものであると語った。
8spaces が持つ地元知識や顧客のポートフォリオに加え、8spaces と FlySpaces は既にコーワキングの多くを共有している。しかし、8spaces はマレーシアにおいて、FlySpaces よりも認知されたブランドとなっている。
8Spaces の創業者 Lais de Oliveira 氏はエグゼクティーブチームに Chief Community Officer として参加し、FlySpaces のマレーシア市場と地域コミュニティの経営に注力することになる。
最も成長の速い地域のプレーヤーに参加することで、8spaces は力強いチームと協業するだけでなく、ミッションを達成することができるだろう。これは常に 8spaces が目指していた方向性だ。(Oliveria 氏)
プレスリリースによれば、買収は金額非開示の現金と株式によって実施された。
現在、FlySpaces はクアラルンプール、マニラ、セブ、シンガポール、香港の5都市に800を超える利用可能なスペースを提供している(編注:フランチャイズ展開による)。
同社のクライアントには、国際的なトップブランドである、ネスレ、ハイネケン、ユニリーバに加え、テック大手のグーグルや Uber などがいる。
Flyspaces は来年の1月までに、6番目にサービスを展開する都市としてジャカルタへの進出を計画している。
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