ビジネス SNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー(東証:3991)は1日、香港とドイツに現地拠点を開設し、海外展開を強化することを明らかにした。ウォンテッドリーは昨年シンガポールに進出しているが、上場以降の海外拠点開設としては今回が初となる。
香港のカントリーマネージャーには、かつて LinkedIn のアジア太平洋地域営業開発責任者を務めた Bradford Chan 氏を起用。Sheung Wan(上環)に昨年オープンしたコーワキングスペース naked Hub(裸心社)に拠点を構えた(向かい側には MTRL Hong Kong がある)。ドイツ拠点についての詳細は不明だが、スタートアップハブがあるベルリン市内で、以前ウォンテッドリーで東南アジア国際グロース担当を務めた Lisa Wäntig 氏らを中心に展開される模様。なお、国際展開全般は、Google Japan や Twitter Japan 出身で昨年ウォンテッドリーの執行役員に就任した後藤剛一氏が統括する。
これとあわせて、ウォンテッドリーはシンガポールでの登録会社数が1,000社に達したことを明らかにした。これはウォンテッドリー登録会社数全体の4%に匹敵する。昨年3月に、オーチャードロード近くのコーワキングスペース Spacemob に開設されたシンガポール拠点は、「HotelQuickly」でマーケティングマネージャーを務めた Weiting Tan 氏をカントリーマネージャーに迎え、約1年の間に従業員数を開設時の4人から7名に増員した。
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する